【陸上】“二刀流ハードラー”豊田兼がパリ五輪代表内定 男子400メートル障害

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2024年06月28日 19:39  日刊スポーツ

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日本陸上選手権 男子400メートル障害決勝、力走する豊田(撮影・垰建太)

<陸上:日本選手権>◇28日◇第2日◇新潟・デンカビッグスワンスタジアム◇男子400メートル障害決勝



“二刀流ハードラー”の豊田兼(21=慶応義塾大)が優勝し、パリオリンピック(五輪)代表に内定した。昨年10月に参加標準記録(48秒70)を突破しており、日本選手権で優勝すれば即内定となる選考基準を満たした。27日開幕の今大会では“内定第1号”となった。


豊田は29日に予選を迎える110メートル障害にも出場予定。ハードル2種目で五輪出場となれば、日本人初の快挙となる。


小学生から陸上競技を始め、偏差値70超えの名門進学校として知られる桐朋高から本格的にハードルに注力。21年に慶大進学後も110メートル障害と400メートル障害を両立し、23年ユニバーシアード110メートル障害で金メダルを獲得した。自己ベストは110メートル障害が日本歴代6位の13秒29、400メートル障害が同5位の48秒36と、ともに国内屈指のレベルを誇る。


豊田はフランス出身の父を持ち、初の五輪はゆかりのある地での開催となる。今大会前には「モチベーションになる。しっかり切符をつかみにいきたい」と意気込んでいた。


◆110メートル障害と400メートル障害 ともに10台のハードルを越えるルールだが、障害の高さとインターバルの距離が異なる。110メートルは高さが106・7センチ、間隔は9メートル14センチ。400メートルは高さが91・4センチ、間隔は35メートル。

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  • 慶應はこのように短距離のいい選手は時々出てくるが、中長距離がなかなか出てこない。中長距離好きで短距離に関心が薄い慶應OBの僕は複雑な思いでいる。
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