助けて…目の前でセクハラされる妻に、夫がとった最低な態度/結婚人気記事BEST

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2024年06月30日 08:50  女子SPA!

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 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「結婚」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2019年7月12日 記事は取材時の状況)

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 どんなに好きな相手でも、ふとした瞬間に気持ちが冷めてしまうことってありますよね。特に相手が夫の場合、冷めてからの気持ちの反動は大きいようです。「私が夫に冷めた瞬間」を女性に聞いてみました。

 話を聞いたのは、結婚間もなくして都内から関西に移住した主婦の本田めぐみさん(仮名・29歳)。都内の飲料メーカーに勤めていた夫が関西に移住した理由は、実家の家業を継ぐためでした。

◆酒屋に嫁いだら、祭りに駆り出され…

「夫の実家は地元で何代も続く酒屋さん。長男の夫は結婚したら実家に戻るのが最初から決まっていて、私もそれに了承していたんです。私の実家は神奈川県だったので、うちの親は孫にあまり会えなくなるのは寂しがっていましたが、関西と横浜の距離だし会おうと思えばいつでも会いに行けると思っていたんです」

 住まいは夫の実家の近くを借りたというめぐみさん。しかし初めて夏を迎えたとき、めぐみさんは夫の地元の洗礼を受けたといいます。

「夫の地元では、夏になると毎年お祭りが行われるんです。はじめは子供と『お祭り楽しみだねー』なんて呑気に構えていたのですが、それが大きな間違いでした。地元で長く自営業をやっている夫の実家は祭りの自治会に入っていたんです。

 しかも酒屋なので、祭りの日には自治会の神輿を担ぐ人達にお酒を用意しなければいけないんです。姑さんはもちろん、私も祭りの手伝いとして駆り出されました。子供を部屋の中で遊ばせて、何十人分のビールだけでなく食事も作らなければいけないので、お祭りを楽しむ余裕なんかありませんでしたね」

 しかも、ただお酒を提供するだけでなくお酌もしなければいけなかったといいます。そんなときに事件が起こりました。

◆セクハラおやじ&モラハラ夫に怒り心頭

「自治会の少し年配の人たちにお酌しているときに、突然お尻を触られたんです。思わず声を上げてその席を離れるとふいに夫に呼び出されました。しかも『お前、なんであそこの席にお酌しないんだ』と、かなり酔っぱらっている様子でした。

 私がお尻を触られたことを言うと『そのくらい我慢しろよ! この辺の人たちは昔からの付き合いだし、うちの店だって贔屓してもらってるんだから』と言って、私が怒られたんです! さらに『こういう席なんだから空気読めよ』とまで言われて、正直唖然としましたね」

 その後、自治会の席に戻ったというめぐみさん。さらにセクハラは続いたといいます。

「お触りぐらいならかわせるようになったんですが、夫に『お前らのところ2人目はまだか?』『ちゃんと毎晩ヤらないとダメだぞ!』とか散々セクハラ発言を連発。しかも義父母や子供の聞こえる前で。

 さらにお酌だけでなく『灰皿一杯になったから替えてよ』とか『おねーちゃん、座りな』と無理矢理、隣に座らせそうになったり……。夫は目で『空気読め』と合図してくるし、私はホステスじゃない! と言いたかったのをグッと我慢しましたね」

◆「旦那を立てるのが当たり前」

 散々嫌な思いをしためぐみさんは、祭りが終わったあと、その怒りを夫にぶつけたところ大喧嘩になったそうです。

「夫には『地元では嫁は旦那を立てるのが当たり前』だとキレられました。こっちが怒っても取り合ってくれないので私もだんだん馬鹿らしくなって『年に一度の祭りだから我慢する』と言ってしまったんです。

 しかしそれ以来、祭り以外の飲みの席でもしょっちゅう呼び出されるようになったんです。それも外だけならまだしも、家にまで友達を呼ぶようになったんです。子供は寝てるのに起きちゃうので、寝かしつけも全然終わらなくて。

 それなのに夫は『魚焼いてくれ』とか『焼酎だしてきて』とまるでホステス扱い! さすがに何度も同じようなことがあり、ついに私も堪忍袋の緒が切れちゃったんです」

 めぐみさんは現在、夫に対して反抗を貫き通しているといいます。

◆お祭りを初ブッチ

「去年、あまりにも家での飲み会が続いたので、ついにお祭りをブッチしてやったんです。嫁が祭りにいないなんて地元ではありえないそうですが、そんなの知りませんよ。今まで、週末や子供の長期休みも家で飲み会ばかりで全然遊びに行けなかったので、思い切ってプチ家出しちゃいました。子供と2人で私の実家に帰って、ノンビリしたり地元の友達とランチしてきました」

“郷に入っては郷に従え”とはいいますが、奥さんをまったくフォローしてくれない旦那さんは考え者。それも、自分の地元に連れてきたのであれば尚更です。結婚して夫の地元に行く女性は多いと思いますが、あまりにも密接なご近所関係は正直面倒臭いというのが本音ですよね。めぐみさんのように、たまには思い切りリフレッシュするのも大切なのかもしれません。

―シリーズ「私が彼に冷めた瞬間/彼が私に冷めた瞬間」―

<文/結城 イラスト/やましたともこ>

【結城】
男女観察ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer

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  • 「夫には『地元では嫁は旦那を立てるのが当たり前』だ」←ナメられてることに気付かない馬鹿だと、地元民は夫の居ないところで嘲笑ってるだろうな。
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