一族初のダートタイトル獲得なるか ジェンティルドンナの半弟がプロキオンSに挑む

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2024年07月01日 17:30  netkeiba

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重賞初制覇を目指すスレイマン(昨年2月撮影、ユーザー提供:TBOさん)
 名牝ジェンティルドンナの半弟となるスレイマン(牡6、栗東・池添学厩舎)が、プロキオンステークス(3歳上・GIII・ダ1700m)で重賞初制覇を狙う。

 スレイマンは父キングカメハメハ、母ドナブリーニ、母の父Bertoliniの血統。半姉のジェンティルドンナは12年の牝馬三冠などGIを7勝した歴史的名牝。同じくドナウブルーは12年の京都牝馬Sと関屋記念の覇者だ。さらに姪のジェラルディーナは22年のエリザベス女王杯、いとこのロジャーバローズは19年の日本ダービーを制している。

 ここまで17戦5勝。デビュー3戦目からダートに転じて快進撃。オープン昇級後は勝ち切れないレースが続いていたが、3走前の門司Sを4馬身で圧勝。重賞初挑戦となった前々走のアンタレスSでもミッキーヌチバナからクビ差の2着に健闘し、改めて地力強化を示した。前走の平安Sの10着大敗が解せないが、力負けでないことは明らか。ここは汚名返上をかけた一戦となる。

 この一族は数々のJRA重賞を制しているが、全て芝で獲得したもの。強敵を撃破し、名牝系に初のダートタイトルを届けることを期待したい。

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