「ライラ」がアーカイヴ作品を3D撮影しオンラインで展示、360度から鑑賞可能

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2024年07月01日 18:01  Fashionsnap.com

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 ライラ(LAILA)が、3D技術を用いて撮影、データ化した衣服や装飾品を展示するアプリ「ラ・ミュージアム(LA MUSEUM)」を7月1日に開設する。iOS、Andoroid、Mac、Windowsで展開し、閲覧には1DAYチケット(12ユーロ)もしくは7DAY(28ユーロ)チケットが必要となる。

 ラ・ミュージアムでは、第二次世界大戦以降のアーカイヴアイテムを展開。全展示品は360度の角度から鑑賞でき、細かいステッチ一つ一つを観ることができる。また一部、衣服の内側を撮影した作品も公開する。
 「1950s - 2010s Part 1」と題した第1弾では、ライラが2002年の創業時から貯蔵してきたアーカイヴをキュレーション。大戦直後の1950年代に活躍したファッションデザイナー マダム・グレ(Madame Grès)をはじめ、1960〜1970年代を代表するピエール・カルダン(Pierre Cardin)やイヴ・サン=ローラン(Yves Saint-Laurent)、1980年代以降のファッションを彩ったクロード・モンタナ(Claude Montana)、ティエリー・ミュグレー(Thierry Mugler)、ジャンニ・ヴェルサーチ(Gianni Versace)などの作品を展示する。そのほか、ボディコンシャスブームを牽引したアズディン・アライア(Azzedine Alaïa)や、オートクチュールとスポーツウェアを融合させたアンヌ・マリー・ベレッタ(Anne-Marie Beretta)のアイテムを用意。また、ロンドン発のデザイナー オジー・クラーク(Ossie Clark)やブランド「グラニー・テイクス・ア・トリップ(Granny Takes a Trip)」、アメリカのレザーブランド「East West Musical Instruments」など、文化的背景を色濃く反映させた作品もキュレーションする。
 ライラは、同ミュージアムが、現役デザイナーやファッションやアートを学ぶ学生にとって、インスピレーション源や革新的な研究資料となることを目指す。今後は、大学や専門学校と提携し、学生をミュージアムへ無料招待するプログラムを企画するほか、NFTを活用し、ファッションのプロを招へいするツアーや図録の制作など、展覧会ごとにスペシャルプロジェクトも行っていくという。

◾️ラ・ミュージアム開設日:2024年7月1日(月)1DAYチケット:12ユーロ、チケット使用から24時間有効7DAYチケット:28ユーロ、チケット使用から168時間有効 ◾️アプリダウンロードiOSAndroidMacWindows
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