キセキやダイワエルシエーロなど一族にGI馬も 初陣控えるショウナンバシリス/関東馬メイクデビュー情報

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2024年07月01日 18:30  netkeiba

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デビュー戦を控えたウインブライト産駒のウインアレース(撮影:竹之内元)
 夏の福島開催は2週目。例年どおり、土日で計4鞍のメイクデビューが組まれている。昨年、2週目(土曜日)の芝1800mではエコロヴァルツがデビュー勝ち。同馬は続くコスモス賞も勝ち、さらにGIの朝日杯FS2着と2歳戦で活躍した。

 同2着のルシフェルも次走で勝ち上がり、秋にはリステッドの萩Sを勝っている。今年の出走予定馬にも注目だ。

【7月6日(土) 福島芝1800m】

◆ウインアレース(牡、父ウインブライト、母ウインアルテミス、美浦・畠山吉宏厩舎)

 4歳上の半姉ウインアグライアはコスモス賞、若駒Sを勝っている。2歳上の半姉ウインレイアーは現2勝。1歳上の半姉ウインディオーネも2歳の秋に勝ち上がった。東京開催でのデビュー予定をスライドして乗り込みを重ね、先週の追い切りはウッドチップコースで6F84.5-1F11.5の時計をマークしている。

「動きが物足りなかったので、無理せずに予定を延ばしました。毎週、ジョッキーに乗ってもらっているし、ひと追い毎に良くなってきています。もう一段階、上向いてくれば…」と畠山吉宏調教師。鞍上は松岡正海騎手が予定されている。

◆カポレイラ(牝、父アドマイヤマーズ、母プリティカポレイ、美浦・中舘英二厩舎)

 母はダートの中距離で3勝。祖母のタイムフェアレディはフラワーCを勝っており、叔父にウインガナドル(ラジオNIKKEI賞2着)、いとこにレジェーロ(葵S2着)がいる。

「再入厩後も順調に乗り込めている。まずまずの感じで動けているし、カイバの食いやゲートの出も特に問題はない。マイルから中距離ぐらいの条件が良さそうです」と中舘英二調教師の感触は上々だ。

【7月6日(土) 福島芝1200m・牝馬】

◆ショウナンバシリス(牝、父リアルスティール、母ショウナンアルマー、美浦・尾関知人厩舎)

 3代母のロンドンブリッジは桜花賞2着馬。一族からはダイワエルシエーロ、グレーターロンドン、キセキ、ビッグリボンなどの活躍馬が出ている。

「すぐにゲート試験を受かったし、真面目な性格。母系の血統的にもスピードタイプだと思う。日曜日の芝1200mと両にらみ。どちらにするかはメンバーなども見ながら考えます」と尾関知人調教師。鞍上は戸崎圭太騎手が予定されている。

◆ユラジスティック(牝、父ジャスタウェイ、母ティックルゴールド、美浦・嘉藤貴行厩舎)

 母は芝の中距離で3勝。叔母にアンジュデジール(JBCレディスクラシック)がいる。「小柄な牝馬で仕上がり早。いいスピードがありそうです」と嘉藤貴行調教師。鞍上は菅原明良騎手が予定されている。

(取材・文:竹之内元)

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