【七夕賞展望】大荒れもある波乱重賞、前走敗れた馬が巻き返す

　サマー2000シリーズの初戦にあたるハンデ重賞。以前は最終週に行われていたが、番組改正に伴い13年から序盤の2週目に行われるようになっている。荒れるレースとしてお馴染みで、過去10回のうち3連単配当が100万馬券2本をはじめ10万円を超えた決着が6回ある。

1.距離短縮は妙味無し、距離延長が狙い目

　過去10回で、今回が距離短縮となる馬は[2-3-2-29]で複勝率19.4％、今回が距離延長となる馬は[4-1-3-40]で複勝率16.7％だが、回収率では前者が74％、後者が126％。荒れ傾向のレースということを考えて距離延長組を狙いたい。

2.前走敗れた馬から

　過去10回で、前走5着以下だった馬が8勝。コースが替わったことで変わり身を見せてくる馬が多くみられるレースだ。特に前走10着以下の馬は単勝・複勝共に回収率が大幅プラス。

3.前走控えていた馬

　過去10回で、前走4角1番手だった馬は[1-0-1-14]と苦戦傾向。タフなレースなだけあって、後半にしぶとく脚を伸ばせる馬、すなわち控える競馬ができる馬の方が活躍しやすい傾向。

　レッドランメルトは昨年のこのレースで5着。それ以外は結果が出ていないが、前走のエプソムC17着を叩いて距離延長、末脚を伸ばすタイプでここは合っていそうだ。荒れるレースだけに一発を期待。