広島、森下が8回0封の力投も…延長完封負けで連敗、5敗目の島内は3戦連続失点

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2024年07月02日 22:21  ベースボールキング

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広島・森下暢仁 (C)Kyodo News
● 広島 0 − 3 阪神 ○
<11回戦・マツダスタジアム>

 広島は延長10回までもつれた接戦を落とし2連敗。貯金は7となり、2位のDeNAに2ゲーム差に迫られた。

 前回登板の6月25日のヤクルト戦(マツダ)では91球完封の“マダックス”を達成した先発の森下は、この日も立ち上がりから安定感抜群。5回は7番・梅野、8番・小幡、9番・才木を相手に、NPB史上20人目となる3者連続3球三振斬りの快挙を成し遂げた。

 0−0のまま迎えた8回は無死一、二塁の大ピンチを招いたが、1番・近本を中飛に退けたあと、一死一、三塁で2番・中野は空振り三振斬り。最後は3番・森下を右飛に仕留め、8回までゼロを並べ続けた。しかし、攻撃陣が相手先発・才木から得点を奪えず試合は0−0のまま延長戦へ。森下の今季7勝目はお預けとなった。

 広島打線は2回、4番・小園の投ゴロが才木の悪送球を誘い無死三塁の先制機を迎えたが、5番・坂倉が三邪飛に倒れるなど後続が封じられ無得点。5回まで才木にノーヒットに抑え込まれ、8回以降はリリーフ陣に封じられた。

 すると0−0のまま迎えた延長10回表、広島は3番手の島内が一死から四球を与えると、続く代打・島田に右前打を許した。右翼・野間は三塁へ送球するも、これが大暴投。ボールがカメラマン席に飛び込み、決勝点となる生還を許した。島内は続く近本にも適時二塁打を許し、一死しか奪えず降板。代わった河野も適時打を浴び、このイニングだけで3点を失った。

 その裏、打線は一死満塁の好機を作るも、代打・松山が二ゴロ併殺に倒れ完封負け。3試合連続失点となった島内は今季5敗目(5勝)を喫した。

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