【水泳】浮いて待て!萩野公介さんが着衣水泳を体験「ここぞ、の時に役立つ」啓発イベントに参加

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2024年07月03日 15:20  日刊スポーツ

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着衣水泳で服の中に空気を入れて浮く萩野公介さん(撮影・松本航)

キーワードは「浮いて待て」−。


16年リオデジャネイロ五輪(オリンピック)競泳男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介さん(29)が3日、都内のフィットネスクラブで着衣水泳を体験した。


夏場の水難事故を防ぐ心構え、万が一の対処法を学んでもらおうと、フィットネスクラブ7社が合同で企画した啓発イベントに参加。現役時代はもちろん、引退後も水着姿で水泳の普及活動を行っている萩野さんが、この日は上下長袖でプールに入った。


着衣水泳を小学生のころに経験したという萩野さんだが「(普段)水泳ができる、できないではなく、専門の知識が『ここぞ』の時に役立つと思います」と水中を歩くことから始めた。救助の元へ向かう際など歩行が必要な場合は、普段通りではなく、横向きになり、歩幅を狭くすることで負荷が減ることを体験した。


続いてはキーワード「浮いて待て」の実践。あおむけの体勢となり、おなかを上げることで、安定して浮くことができた。プールサイドから投げ込まれたペットボトルを一助とし、胸の前で持つことで浮く体験も行った。担当者によるとランドセルでも浮くことを助けることができるという。


萩野さんは「水ととともにある生活をしていますが、毎年、水難事故のニュースを目にし、すごく悲しい気持ちになります。川や海では流れもあり、パニックになるのがよく分かる。知識があれば、対応することもできると思います」と事前に学ぶことの必要性を説いた。【松本航】


◆7社合同啓発イベント参加企業


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