日本サッカー協会(JFA)は3日、都内でU−23(23歳以下)日本代表パリ・オリンピック(五輪)メンバー18人を発表した。
会見に臨んだ山本昌邦ナショナルチームダイレクター(ND、66)は、今回の五輪代表の登録にあたり、仮に選んだ18人の中から今後、今夏の移籍を理由に五輪の活動ができなくなった場合、そのためのメンバー変更、入れ替えは不可能と説明した。
「(入れ替えは)できません。招集は繊細で難しい。1カ月先までを見て、交渉しなければいけない。(対象クラブに五輪参加の)確約を取れないと(代表18人から)1人、2人と減っていって(厳しい日程で)大きなダメージになる」
そのために、移籍の可能性があるMF松木玖生(FC東京)を選べなかったという。
五輪では、初戦の24時間前までに18人の中でけがや体調不良者が出れば、4人のバックアップメンバーとの入れ替えが可能。
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また、バックアップメンバーにアクシデントがあった場合、代表候補の大枠となるラージグループとの入れ替えとなるが、その大枠について山本NDは、国際サッカー連盟(FIFA)からルールの変更があったことも明かした。
「(ラージグループが)50人という情報が流れていたと思うが、50人ではない。元々が5月下旬に50人のラージリストを出す予定にしていたが、5月21日にFIFAから100人にしますと(いう連絡が)来て、我々としては大きくふくらむので歓迎するわけだが、さらにその後に100人も撤廃された。事実上、100人以上の2月に登録した膨大な量の、選手全員に可能性がある」と説明。
さらに「ただ、この選ばれた18人に関しては、けがや体調不良以外は差し替えは認められない。基本的にはこの18人で戦う。基本的にはこの(バックアップの)4人がまず、入れ替わっていく」と補足した。
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