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静岡県熱海市で28人が死亡した土石流災害からきょうで3年、被災地は鎮魂の祈りに包まれました。復旧・復興には“遅れ”が生じています。
3年前に発生した熱海市伊豆山の土石流災害は、違法な盛り土が崩れ、被害が拡大しました。
遺族はこの災害を“人災”として刑事告訴。警察は業者だけでなく、県や熱海市も含めて捜査を続けています。
きょう行われた追悼式では、遺族が直接、鈴木知事に思いを伝える場面も。
娘を亡くした小磯洋子さん
「娘です。44歳でした。4歳の子どもを残して死にました。原因究明はまだ何も始まってもいないし、終わってもいない」
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鈴木康友 知事
「二度とこういうことが起こらないように、再発防止に向けて努めていきたい」
発災時刻とされる午前10時28分には、被災地で地元住民などが黙とうを捧げました。
「復興ラーメン提供開始です」
被災した製麺所では、復興への願いを込めて地元の食材を使ったラーメンを無料で提供しました。
中華料理 熱海飯店 三浦渉 オーナー
「伊豆山には、まだ戻られてない方がたくさんいらっしゃるという話を聞いているので、こういう場で交流の場を僕らが提供できれば一番いいのかなと」
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復興の基盤となる河川や道路の整備は、当初より2年遅れの2026年度末までの完了を目指しています。
避難した132世帯のうち、元の場所で生活を再建したのは現時点で22世帯にとどまっていて、今も課題は山積しています。