【ラグビー】7人制女子五輪代表候補の三枝千晃「緊張しています」4日メンバー発表 北海道合宿

0

2024年07月03日 19:33  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

ラグビー7人制女子パリ五輪代表候補合宿に参加する三枝(撮影・保坂果那)

ラグビー7人制女子日本代表は3日、札幌・北海道バーバリアンズ定山渓グラウンドでの練習を公開した。パリ五輪代表候補の三枝千晃(27=北海道バーバリアンズディアナ)が参加。4日に代表メンバー12人が発表される。合宿に参加している候補は14人。「緊張します。今までチームでやってきた。最後までみんなで頑張りたいって気持ち」と構える。


本番に向けて“ホーム”で最終調整する。合宿地は普段所属チームが練習するグラウンド。「慣れた環境でできるのでうれしい。その分頑張ろうって思う」と気合を入れる。この日はオーストラリア代表チームとの合同練習で、ゲーム形式を行うなど高い強度で状態を上げた。FWの三枝は強みのボールキャリーでチャンスを作り、「接点で激しくプレーしたい」と話すとおり、体を張った。


あこがれの舞台に立つ瞬間が近づく。ラグビーとの出会いは東京・小山台高時代の体育の授業。文教大に入学し、アルカス熊谷で本格的に始めた。高校時代は陸上部に所属し、砲丸投げの選手だった。五輪は「特別な大会」。3大会連続出場の「サクラセブンズ」の一員として勝負に挑む。


代表に選出されれば、女子では北海道のチームからは初。日本初のメダル獲得を目標に掲げており「FWとして接点で勝って、チームに貢献できるプレーをしたい」と思い描く。家族も東京から現地に応援に駆けつける予定。活躍を届けるつもりだ。【保坂果那】


◆三枝千晃(さえぐさ・ちあき)1997年(平9)3月21日、東京都葛飾区生まれ。小山台高時代は陸上部に所属し、砲丸投げの選手。ラグビーは文教大入学と同時始め、アルカス熊谷でプレー。卒業後の19年、薬局事業などを展開するメディカルシステムネットワーク(本社・札幌市)に入社し、北海道バーバリアンズディアナに所属。21年にW杯アジア予選を兼ねたアジアシリーズ・ドバイ大会で代表デビュー。家族は両親と妹2人。167センチ、68キロ。


○…女子日本代表合宿にはパリ五輪のレフェリーに選出されている幕別町出身の桑井亜乃さん(34)も参加した。16年リオデジャネイロ、21年東京と2大会連続で選手として出場。選手と審判の両方で五輪に参加するのは世界初。現役を引退して3年で夢をかなえる。サクラセブンズOGとして、最終調整する後輩たちの姿に「今が一番メダルに近いんじゃないかなと思う」と期待を寄せていた。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定