日韓共同開発ブランド「バイユア」からエイジングケアが誕生 2年半で年間売上数十億円規模に成長

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2024年07月03日 20:11  Fashionsnap.com

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 日韓共同開発のコスメブランド「バイユア(ByUR)」から、“毛穴管理”とエイジングケアを叶える「グローブーストシリーズ」が誕生する。第1弾として7月25日にシートマスク「グローブースト マルチV フレッシュマスク」(1枚 税込440円、4枚セット 同1760円)を発売し、9月13日から化粧水「グローブースト マルチV トナー」(145mL 同2970円)、美容液「グローブースト マルチV セラム」(30g 同3740円)、クリーム「グローブースト マルチV クリーム」(50g 同3520円)が登場。ビタミンA・B・Cをバランス良く配合し、肌本来が持つ力をサポートし、輝きをブーストしながらなめらかで毛穴の目立ちにくいハリ・ツヤ肌へと導く。

 バイユアのエイジングケアは、単に年齢に抗うものではなく、若い頃からのケアによって年齢ならではの魅力を残しながら人それぞれが持つ美しさをサポートする。フレッシュなビタミンと植物エキスが、乾燥やハリ不足が進んだ大人の肌を、毛穴が目立たないハリとツヤのある肌に整える。
 シリーズ共通成分として、過酷な環境下でも美しく育つ4種の白い植物の生命力の力を取り入れた独自の複合成分「バイリビタ」を配合。紫外線や乾燥といった外的環境によるダメージを防ぎながら、毛穴や肌表面をおだやかに整え、肌を引き締め、なめらかでうるおいのあふれる肌と毛穴に導く。同成分は今後開発するスキンケアとベースメイクにも共通成分として取り入れる。また、守りの成分としてアスペルギルす抽出物やニームエキスを、攻めの成分としてピュアレチノールやピュアビタミンC、ナイアシンアミド、バクチオールといった成分をバランスよく配合。
 化粧水はほんのりと白濁したテクスチャーで、保湿成分のエクトインなども取り入れ、ふっくらときめ細やかな肌に整える。コットンに含ませてローションマスクとして使うこともできる。美容液にはグルタチオンやセラミドNPを加えるとともに、肌の上で弾けてフレッシュな成分を届けるセミエマルジョンネットワーク処方を採用した。クリームは厳選した発酵エキスを加え、時間をかけて行うスロー乳化処方によるこっくりとしたテクスチャーが特徴。シートマスクは使用前にエッセンスをブレンドする仕様で、ハリ・ツヤがあふれる肌を叶える。
 2022年1月に誕生したバイユアは、ローンチから2年半で年間売上が数十億円規模に拡大。現在、日本市場はバラエティショップを中心に約5000店舗で展開し、韓国では韓国No.1のヘルス&ビューティストア「オリーブヤング(OLIVE YOUNG)」でも取り扱いがスタートするなど、急成長を続けている。ブランドを運営するHameeは元々スマートフォンアクセサリーの企画から製造・販売までを行うコマース事業やEC支援、SaaS事業などを展開し、オリジナルブランドのスマートフォンケース「アイフェイス(iFace)」は若年層を中心に人気を集めている。アイフェイス事業などで韓国市場との関わりが深く、現地の生産および流通のノウハウを持つことから、日韓共同開発を軸にした化粧品ブランドとしてバイユア事業がスタートした。
 同ブランドを担当するコスメティックス事業部の中谷力也 事業部長は、「“毛穴管理”の考え方は韓国では一般的な考えだったが、日本ではコロナ禍を経て注目を集めているが浸透しきっていない。同時に毛穴は年齢・性別を問わず悩む人が多く、需要が高いことを踏まえてコンセプトに決定した。ブランドデビュー後は狙い通りコンセプトから興味を持っていただく方が多い」と話す。商品企画では、企画立案とコンセプト起案を日本チームが担当し、製造と開発を韓国で行う。メインは日本市場を見据え、「日本の顧客が欲しいかどうか」を軸に、美容大国でありトレンドサイクルが早い韓国ならではのアイデアを取り入れた商品作りをすることで、トレンド感と使用感のバランスをとる。
 商品ラインナップはスキンケアとベースメイクがほぼ半数ずつで、スキンケアが若干のボリュームを占める。いずれも“毛穴管理”を軸にした商品を揃えることで、悩み軸でのクロスセル戦略が奏功。中谷部長は「スキンケアを購入した人が効果を感じてベースメイクを追加購入いただくことが多く、逆も然り。コンセプト軸での商品企画が需要にマッチしたと考えている」と分析する。
 今後は直近2年を目処に、同社内での化粧品事業として売上構成比を3分の1以上に拡大する計画。バイユアは日本市場を中心に韓国でも展開し、ASEAN地域への進出も視野に入れる。また、同ブランドで得た知見を活かした新ブランドおよび商品の開発も検討していく考えだ。

■バイユア:公式サイト
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