昭和37年生まれの男性ですが、65歳になるまで年金はもらえないのでしょうか

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2024年07月03日 21:21  All About

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年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は、昭和37年生まれの男性は65歳になるまで年金はもらえないのかについて、専門家が回答します。
老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。

今回は、昭和37年生まれの男性は65歳になるまで年金はもらえないのかについてです。

Q:昭和37年生まれの男性。年金は65歳になるまでもらえないのでしょうか?

「昭和37年生まれの男性ですが、65歳になるまで年金はもらえないのでしょうか」(ヨシ)

A:65歳になるまで年金はもらえません

老齢年金は、原則65歳から受給できます。特別支給の老齢厚生年金の受給対象の人は、65歳になる前に特別支給の老齢厚生年金をもらうことができます。

特別支給の老齢厚生年金を受け取れる人とは、次の要件を満たした人になります。

特別支給の老齢厚生年金の受給要件

・男性:昭和36年4月1日以前生まれ。
・女性:昭和41年4月1日以前生まれ。
・老齢基礎年金の受給資格期間(10年)がある。
・厚生年金保険等に1年以上加入していた。
・生年月日に応じた受給開始年齢に達している。

特別支給の老齢厚生年金の受給開始年齢

特別支給の老齢厚生年金は、性別や年齢ごとに受給開始年齢が異なります。
生年月日と性別に応じた特別支給の老齢厚生年金の受給開始年齢(日本年金機構ホームページより抜粋)

相談者は、昭和37年生まれの男性とのことですので、老齢基礎年金の受給資格があれば、原則として65歳から年金を受給できます。特別支給の老齢厚生年金はもらえません。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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