横浜FMが4年ぶりのリーグ戦3連敗…鳥栖に3試合ぶりの白星を献上、後半序盤の1点に泣く

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2024年07月03日 21:56  サッカーキング

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3連敗を喫した横浜F・マリノス(写真は5月の柏レイソル戦)[写真]=金田慎平
 2024明治安田J1リーグ第16節(延期分)が3日に行われ、横浜F・マリノスとサガン鳥栖が対戦した。

 昨年のリーグ戦をヴィッセル神戸に次ぐ2位で終えながらも、今シーズンはここまで20試合を消化し、7勝5分8敗の勝ち点「26」で暫定12位に低迷している横浜FM。直近6試合の戦績は2勝4敗と負け越しており、今シーズンから指揮を執るハリー・キューウェル監督への風当たりも強くなりつつある。今節は暫定18に沈む鳥栖をホームに迎える一戦。3連敗を阻止し、浮上のきっかけを掴みたいところだ。一方の鳥栖も3試合ぶりの勝利を目指す。

 横浜FMは序盤からサイド攻撃を起点にチャンスを創出。1分、エウベルの左からの折り返しを松原健が頭で繋ぎ、天野純が反転からシュートを放つ。これはGKパク・イルギュの好守に阻まれるも、6分にはヤン・マテウスと松原の連携で右を崩し、アンデルソン・ロペスにラストパスが渡るなど、試合を優位に進める。対する鳥栖は22分、CKのこぼれ球を拾った河原創が右から斜めのクロスを供給し、富樫敬真がダイビングヘッドで合わせたが、枠の上へ外れた。

 徐々に攻撃の時間を増やす鳥栖は30分に右からのクロスで際どいシーンを作ると、その直後には横山歩夢がカットインから右足で強烈なシュートを放つ。守備陣の体を張った対応でこのピンチを凌いだ横浜FMは32分、ヤン・マテウスがボックス内左へ絶妙な浮き玉を送り、これを収めた加藤聖が左足を振り抜くも、GKパク・イルギュの好セーブに阻まれた。その後は攻守が目まぐるしく入れ替わる展開が続き、鳥栖はマルセロ・ヒアン、横浜FMはアンデルソン・ロペスにチャンスが訪れる。

 44分、鳥栖はショートカウンターからゴール前に迫ると、左を持ち上がった横山がボックス内中央へパスを送り、これを受けた日野翔太がワントラップから左足を振り抜く。シュートは枠を捉えたが、GKポープ・ウィリアムが鋭い反応を見せる。対する横浜Mもエウベルの突破から決定機を作るも、A・ロペスのシュートは枠に飛ばず。前半はスコアレスで終了した。

 後半の立ち上がりも両チームが攻め合う展開に。迎えた53分、前線で日野が起点を作ると、ボールを収めたM・ヒアンが左のスペースへ大きく展開。走り込んだ横山がダイレクトシュートを沈め、鳥栖が先制に成功した。1点ビハインドとなった横浜FMは失点直後の攻撃で決定機を創出。斜めのランニングで右サイドのスペースへ抜けたヤン・マテウスが中央へ折り返し、A・ロペスが落としたボールをエウベルが狙う。前線の3人が見事な連携を見せたが、シュートは右ポストを直撃した。

 流れを変えたい横浜FMは66分に3枚替えを敢行。山根陸、植中朝日、宮市亮を投入し、状況の打開を図る。74分には左CKを獲得すると、キッカーのエウベルが意表を突いてグラウンダーのボールをボックス手前へ供給。これを受けた加藤蓮が右足を振り抜いたが、GKパク・イルギュにセーブされ得点ならず。その後も攻勢を強めるも、自陣でブロックを形成する鳥栖をなかなか崩し切ることができない。

 最終盤にかけてはナム・テヒや宮市、エウベル、ヤン・マテウスらがゴールに迫るもネットを揺らすことができない。試合はこのまま0−1で終了。鳥栖に3試合ぶりの白星を献上した横浜FMは、2020年以来の3連敗となった。

 次節は6日に行われ、横浜FMはガンバ大阪と、鳥栖はアルビレックス新潟とともにアウェイで対戦する。

【スコア】
横浜F・マリノス 0−1 サガン鳥栖

【得点者】
0−1 53分 横山歩夢(サガン鳥栖)

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