アーセナル、EUROで躍動のカラフィオーリに関心か…ボローニャは国内への売却望まず?

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2024年07月03日 22:57  サッカーキング

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EURO2024でも存在感を放ったカラフィオーリ [写真]=Getty Images
 アーセナルがボローニャ所属のイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリに関心を寄せているようだ。3日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 プレミアリーグで2年連続の2位に終わったアーセナルは、悲願の優勝を目指す2024−25シーズンに向けて、今夏の移籍市場での戦力拡充を画策。センターフォワード(CF)や中盤を主戦場とする選手への関心が報じられるなか、左利きのDFの補強も望んでおり、現在開催中のEURO2024でも存在感を放ったカラフィーリに具体的な関心を寄せているという。

 現在22歳のカラフィオーリは名門ローマの下部組織出身で、2020−21シーズン開幕前にトップチーム昇格を果たした。その後はジェノア、バーゼルを経て、昨年夏にボローニャへ完全移籍加入すると、チアゴ・モッタ監督(現:ユヴェントス)の下で最終ラインの主軸に定着。公式戦通算33試合の出場で2ゴール5アシストを記録し、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献した。

 今年6月にイタリア代表デビューを飾ると、EURO2024に臨むメンバーにも選出。グループステージの全3試合にフル出場し、第3節のクロアチア代表戦では、後半アディショナルタイムにマッティア・ザッカーニ(ラツィオ)の同点ゴールをアシストした。チームはラウンド16でスイス代表に敗れ、ベスト8進出を逃したものの、カラフィオーリは自身の評価をますます高めることとなった。

 カラフィオーリに対しては、ユヴェントスやパリ・サンジェルマン(PSG)、チェルシー、レヴァークーゼンなど複数のメガクラブからの関心が伝えられている。しかし、移籍市場に精通するイタリア人記者のジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、アーセナルは選手本人やボローニャにとって「魅力的」なオファーを提示しており、獲得を狙う他のクラブより現時点で優位に立っているとのこと。また、今週中に獲得交渉における極めて重要な局面を迎える可能性もあるようだ。

 一方で、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、アーセナルがチェルシーとともにカラフィオーリの獲得を検討していると前置きしつつ、現時点で交渉は進行していないと指摘。その上で、ボローニャがユヴェントスを筆頭とした国内クラブへの売却を望んでいないことを付け加えている。

 ボローニャとの現行契約を2027年6月末まで残しているカラフィオーリだが、今夏にステップアップを果たすことになるのだろうか。各クラブの今後の動向に注目が集まる。

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