秋篠宮ご夫妻 陛下が「皇室応援団」との交流を皇居で再開も…「赤坂御用地では未再開」な理由を宮内庁に聞いた

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2024年07月04日 06:10  web女性自身

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両陛下が英国ご訪問中の6月25日、秋篠宮さまは宮邸で、国事行為臨時代行の大任に臨まれていた。天皇陛下がふだん行われている国事行為は多岐にわたるが、外国ご訪問時には皇太子や皇嗣が代行を務めることが慣例だ。



「国会閉会後ですが、秋篠宮さまが代行されるご執務は、政府の閣議決定の書類、法律公布などの書類への署名・押印が中心となっていました。25日のご執務では、翌日に公布された改正政治資金規正法といった法律や政令など、膨大な書類に目を通されています。



紀子さまも皇嗣妃として、両陛下が英国に出発された22日に『第16回国際小児がん学会アジア総会』にご臨席、30日にはチャリティコンサートなどにも出席されています。“将来の天皇家”となる皇嗣家の中心として、秋篠宮ご夫妻は多忙な日々を過ごされています」(皇室担当記者)



天皇が行う国事行為を秋篠宮さまが代行されるいっぽうで、ほかのお務めに注目が集まっていた。本誌6月18日発売号では、皇居などでの除草や清掃、庭園作業にあたる勤労奉仕団への“ご会釈”に、愛子さまが立たれることへの期待感が高まっていたことを報じた。



作業にあたる勤労奉仕団は、全国各地から集まり、時には力仕事も少なくない作業に日々従事している。“両陛下のお声がけがあるかもしれない”と、皇室への敬愛の念が強い人々が毎回集まっているのだ。



「このお声がけは“ご会釈”と呼ばれており、終戦直後から続く皇室と国民が直接語り合える機会として、上皇ご夫妻や両陛下は大切な務めとして臨まれてきました。コロナ禍で奉仕団の受け入れを取りやめていた時期がありましたが、昨年5月から再開しています。



今年に入ってから陛下は、毎週のようにご公務やご執務の合間を縫って準備され、ご会釈に立たれています」(宮内庁関係者)



ところが令和となってから、宮内庁ホームページに公表されている「秋篠宮家のご日程」には、ご夫妻がご会釈に立たれたという記載がない。



御所のある皇居では天皇皇后両陛下が、各宮家が生活される赤坂御用地では、皇太子ご夫妻が奉仕団のご会釈に立つことが慣例となってきた。なぜ、皇太子待遇である皇嗣と皇嗣妃の秋篠宮ご夫妻がご会釈に臨まれていないのか。



本誌が宮内庁にその理由について聞くと、文書を通じて次のように回答した。



《令和2年3月以降、新型コロナウイルス感染症拡大の状況に鑑み、赤坂御用地での皇居勤労奉仕団の作業を見合わせているため、御会釈は行われていません。



天皇陛下は、皇太子殿下時代及び御即位後赤坂御所でお住まいの期間は、御都合のつく範囲で、赤坂御用地での皇居勤労奉仕団への御会釈を行われてきましたが、令和2年3月以降は同地での作業を見合わせていることから、どなたの御会釈も行われていません》





■奉仕団の作業が再開していない



しかし、1年前に皇居で再開した奉仕団の受け入れが赤坂御用地ではいまだに再開していない状況に、静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは懸念を抱いている。



「皇居は主要な祭祀などが行われる皇室の中心です。そこで再開されているのに、赤坂御用地では作業もご会釈もない状態というのは違和感があります。



それでは、改修費や工事経緯の不透明さを巡って批判を集めた秋篠宮邸、佳子さまがお住まいになる旧御仮寓所の様子などを“奉仕団に見聞させたくない”という臆測を広げかねません。



奉仕団に参加する国民は“皇室のため”とボランティアで作業にあたります。こうした人々へのご会釈の機会を秋篠宮ご夫妻が持たれないことは、皇嗣家に対する敬愛の精神を低めてしまうことにつながりかねないのです」



奉仕団の作業が再開されないのは、同じ赤坂御用地にお住まいの美智子さまに対する、紀子さまの“配慮”が一因ではないかと、前出の宮内庁関係者は語る。



「美智子さまを“お手本”に、紀子さまは皇族としてのご姿勢や理想像を追求され、“皇室を支える”という強い使命感を育まれてきました。それだけに、“自分たちが上皇ご夫妻を差し置いてご会釈に立てない”とお考えになっているようにお見受けしています」



さらに、秋篠宮さまの“皇位への過剰なご遠慮”が、状況に拍車をかけているという。



「皇太弟ではなく皇嗣と名乗られているように、秋篠宮さまは皇位継承者というお立場に強い遠慮を示されているといわれてきました。陛下と5歳しか年齢が変わらない秋篠宮さまは、“自分は皇位を継承する立場にない”と、これまでもさまざまな形でお示しになってきたとみる関係者は少なくありません。



たしかに秋篠宮さまは、本来東宮侍従と呼ぶべき側近も宮務官という名称にされているように、“秋篠宮家はあくまでも一宮家”というスタンスを貫かれておられるのです。



しかし、秋篠宮家のお世話に携わる職員数、予算は皇太子家規模であり、秋篠宮さまのご遠慮と現状には矛盾があります。“将来の天皇家”としてのご自覚を強めるべきだという点からいえば、赤坂御用地での奉仕団作業を再開し、秋篠宮ご夫妻がご会釈に立つべきだという意見も、今後はさらに強まっていくと思います」(前出・宮内庁関係者)



秋篠宮さまと紀子さまが担う、皇室を支えるためのご使命。奉仕団への“面会拒否”とみられるような現状は、いつ変わるのか――。

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