梅雨入り遅れで夏物好調、ユナイテッドアローズが3ヶ月連続2ケタ伸長 国内アパレル関連大手24年6月度

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2024年07月04日 14:41  Fashionsnap.com

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 国内アパレル関連大手各社が2024年6月度の既存店売上高を発表した。ユナイテッドアローズやファーストリテイリングの国内ユニクロ事業、良品計画、ワークマンなど多くの企業で夏物の販売が好調に推移し、前年同月比で増収となった。

 ユナイテッドアローズの6月度は、シャツ、カットソー、ブラウスなどの夏物軽衣料やジャケット、パンツ等のビジネス衣料のほか、シューズ、バッグといった服飾雑貨が好調に推移したことで売上高が前年同期比17.9%増。6ヶ月連続で前年を超え、4月から3ヶ月連続の2ケタ増となった。定価での販売だけでなく、6月中旬から実施したVIP向けセールも盛況だったといい、ユナイテッドアローズの担当者は「梅雨入りが遅かったことや休日数が多かったことが要因となり、買い上げ客数が2ケタ増と大きく伸びた。昨年に比べて在庫を増やし、販売機会の損失を抑えられたことも好調に寄与した」と話す。
 ファーストリテイリングの国内ユニクロでは、6月2日まで実施した「40周年感謝祭」が好調だったことに加え、「感動パンツ」「エアリズム」「ブラトップ」などの夏物コア商材のテレビCMを打ち出すタイミングが気温上昇のタイミングとマッチしたことが奏功し、売上高が前年同月比14.9%と伸長。「ウィメンズのケーブルニットや、今シーズンから打ち出したサテン地のアイテムの売れ行きが良かった」とユニクロ担当者。
 良品計画は、売上高で前年同月比14.0%と2ケタ増を記録し、5ヶ月連続で前年実績超え。大ヒットとなっている「敏感肌用シリーズ」などのスキンケア用品を含む生活雑貨カテゴリーが同20.3%増と売上をけん引した。衣類・雑貨カテゴリーの伸びは同5.5%増と、生活雑貨や食品カテゴリーと比べてやや控えめだった。
 5月に各社増収のなか減収を記録していたワークマンも、前年同月比4.0%と前年実績を超えた。メンズ、ウィメンズともにカジュアルウェアや肌着が好調に推移したほか、ファン付きウェアや冷感コンプレッションウェア、アームカバーなどの暑さ対策商品が売れた。
■2024年5月度 各社実績(すべて既存店ベース/前年同月比)
国内ユニクロ事業(既存店+Eコマース)売上高:114.9%客数:108.1%客単価:106.3%
しまむら売上高:103.7%客数:104.1%客単価:99.7%
良品計画(直営既存店+オンラインストア)売上高:114.0%客数:108.4%客単価:105.1%
アダストリア売上高:106.5%客数:102.5%客単価:103.9%
ユナイテッドアローズ(小売+ネット通販 既存店)売上高:118.6%客数:113.8%客単価:104.6%
ワークマン売上高:104.0%客数:102.7%客単価:101.2%
バロックジャパンリミテッド売上高:106.3%客数:101.5%客単価:104.7%

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