人材育成・組織開発サービスのリクルートマネジメントソリューションズ(東京都港区)は、同社が実施した新入社員導入研修受講者などに対し、「新入社員意識調査2024」を行った。新入社員に上司に期待することの1位は「相手の意見や考え方に耳を傾けること」(50.3%)、2位は僅差で「一人ひとりに対して丁寧に指導すること」(45.9%)だった。
3位は「良いこと、良い仕事をほめること」(33.9%)、4位は「好き嫌いで判断をしないこと」(33.5%)、5位は「職場の人間関係に気を配ること」(27.9%)。一方、最下位は「部下に仕事を任せること」(5.0%)だった。
就職先での勤続意向を尋ねた。「現在の会社で勤め続けることにこだわらない・どちらかといえばこだわらない」と答えた人は52.1%、「定年まで現在の会社で勤めたい・どちらかといえば勤めたい」は41.4%だった。
仕事・職場生活をする上での不安について聞いた。最も多かったのは「仕事についていけるか」(65.0%)、次いで「上司とうまくやっていけるか」(45.9%)、「先輩・同僚とうまくやっていけるか」(37.6%)、「生活環境や習慣の変化に対応できるか」(26.2%)、「自分が成長できるか」(25.5%)だった。
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リクルートマネジメントソリューションズの関根彩夏氏は「新入社員の近年の特徴として、『働く上で大切にしたいこと』においては、確実性(任せられた仕事を確実に進めること)と挑戦性(失敗を恐れずにどんどん挑戦する)の二極化の傾向がうかがえる。新入社員が徐々にオープンに発信・行動できるようになった段階以降は、言うべきことを伝え、本人の成長課題についてのフィードバックも伝えていくと効果的」とコメントした。
今回の調査は、リクルートマネジメントソリューションズが開催する公開型新入社員導入研修の受講者741人、およびインハウス型新入社員導入研修およびWeb学習プログラム(学習管理システム利用)の受講者1775人を対象に、質問紙またはインターネットで行った。期間は公開型新入社員導入研修の受講者が3〜4月、Web学習プログラム受講者は1〜4月。
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