サッカー女子日本代表なでしこジャパンとしてパリオリンピック(五輪)に出場する新潟レディースのGK平尾知佳(27)が4日、新発田市の二階堂馨市長を表敬訪問し、「一番いい色のメダルを持って帰って来ます」と世界一を誓った。
WEリーグ発足前の17年2月から同市役所に2年間勤務した平尾に対し、二階堂市長は戦国武将の上杉謙信が必勝祈願したと伝わる菅谷不動尊(新発田市)の護摩札を用意し、「謙信が川中島の決戦で祈願した。私も選挙で(祈願し)12度当選した。活躍を願う」と手渡した。“目の不動尊”とも知られ、かつての直属の上司である見田賢一スポーツ推進課長からは「シュートがいつもよりゆっくりに見えるかもね」と冗談交じりのエールを送られた。平尾は「うれしい。パリに持って行きます」と白い歯を見せた。
3日には男子サッカーのU−23日本代表メンバーが発表され、昨季までアルビレックス新潟でプレーしたMF三戸舜介(21=スパルタ)が選出された。「三戸ちゃんとは髪を切るところが同じ。『一緒に頑張ろう』とDMした」と明かした。前回の21年東京五輪(バックアップメンバー)から2大会連続の選出。「ピッチで勝利に貢献したい。子どもたちに夢を与えられるような、なでしこジャパンになりたいし、世界一になってお世話になった人たちに恩返ししたい」と力を込めた。【小林忠】
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