【陸上】村竹ラシッド、パリ五輪へ「戦う覚悟できている」110ｍ障害で今季世界６位タイ

陸上男子110メートル障害（ハードル）パリオリンピック（五輪）代表の村竹ラシッド（22）が4日、所属先のJALの壮行会にオンラインで出席し、初五輪へ闘志をみなぎらせた。

壮行会では全国の社員や松戸一中時代の恩師からビデオメッセージが寄せられた。「こんなにいろいろな方に見ていただける。競技をやっていて良かった。この期待に応えたい」と気持ちを高めた。

6月末の日本選手権を今季世界6位タイの13秒07で制した22歳は、7日に世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ（DL）パリ大会に出場する。すでに現地入りし「特段『うぉー、パリだ！』みたいなのはない」と苦笑いしつつ、「日本と違った雰囲気でわくわくしている」と笑顔。目標にはDL初優勝を掲げ「デモンストレーションの機会。格上相手に自分の実力をどう発揮するかが試される」と気を引き締めた。

パリ五輪では日本勢初の決勝進出とメダル獲得を狙う。「全員かかってこい。戦う覚悟はできている」と勇ましく意気込んだ。