故・加茂克也の初の美術館での個展、香川県丸亀市で開催 ヘッドピース約200点などが揃う

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2024年07月05日 12:41  Fashionsnap.com

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「加茂克也 KAMO HEAD」ポスタービジュアル 

Image by: デザイン:黒田益朗
 香川県・丸亀市の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館が、ヘアデザイナー 加茂克也の活動を紹介する企画展「加茂克也 KAMO HEAD」を開催している。会期は9月23日まで。

 加茂は、1990年代から「シャネル(CHANEL)」や「フェンディ(FENDI)」、「ジュンヤ ワタナベ(JUNYA WATANABE)」などのコレクションや、様々なファッション誌でヘアデザインを担当。近年では、空間デザインやアートディレクション、作品制作などにも活動を広げていたが、2020年に54歳で逝去した。モデルの顔を覆い隠したり、紙で作った鋲やバラ、砕いた鏡、大量の鳥の羽といった材料を使用した前衛的で彫刻のようなヘッドピースで知られる。
 同展は、同氏にとって初の美術館での個展。同氏の作品集「KAMO HEAD」に登場したものを中心に、ブランドのファッションショーで実際に使用されたヘッドピースを約200点展示している。加茂が生前に企画・構想した内容をベースにしていたという表参道での展示で紹介されたヘッドピースを、同美術館の空間に合わせて再構成した。
 このほか、加茂が手掛けたヘアメイクのファッション誌の写真記事や海外誌の紹介、加茂が日常的にスクラップブックにコラージュしていたという雑誌やアイデアスケッチといった資料などを並べ、加茂の創作活動を俯瞰的に展観する。プライベートで制作していたという立体作品は、表参道ヒルズが4面構成だったのに対し、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館では1階エントランスの壁面に縦1面に大胆に掲出している。

◾️加茂克也 KAMO HEAD期間:2024年6月30日(日)〜9月23日(月・祝)会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 3階展示室C、1階エントランス所在地:香川県丸亀市浜町 80-1休館日:月曜日(ただし7月1日、15日、8月5日、12日、9月2日、16日、23日は開館)、7月16日(火)、8月13日(火)、9月17日(火)開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)公式サイト

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