PK戦で失敗のメッシ、劇的セーブでチームを救った“守護神”を絶賛「こういう時の彼は偉大な存在」

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2024年07月05日 17:09  サッカーキング

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メッシ(左)は“守護神”E・マルティネス(右)に感謝 [写真]=Getty Images
 コパ・アメリカ2024準々決勝が4日に行われ、前回大会王者のアルゼンチン代表とエクアドル代表が対戦。PK戦を制したアルゼンチン代表が準決勝進出を決めた。

 グループAを3連勝で首位通過したアルゼンチン代表と、グループBを1勝1分け1敗の2位で突破したエクアドル代表の一戦は、前半35分にアルゼンチン代表が先制に成功した。右サイドからのコーナーキックをFWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ/アメリカ)が蹴ると、ニアサイドでMFアレクシス・マック・アリスター(リヴァプール/イングランド)が頭で逸らし、ファーサイドでフリーになっていたDFリサンドロ・マルティネス(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)がヘディングシュートを決めた。

 対するエクアドル代表は、後半序盤の60分に相手選手のハンドでPKを獲得するも、キッカーを務めたFWエネル・バレンシア(インテルナシオナル/ブラジル)のシュートが左ポストを叩いて同点のチャンスを逃す。だが、試合終了間際の90+1分にFWケビン・ロドリゲス(ユニオン・サン・ジロワーズ/ベルギー)のヘディング弾によって土壇場で同点に追いついた。

 今大会の決勝トーナメントでは決勝戦を除いて延長戦は行われないため、試合は90分を終えて即PK戦に突入。1人目のキッカーを務めたのはアルゼンチン代表の“大エース”メッシだったが、放ったパネンカはクロスバーを直撃して外れた。それでも、アルゼンチン代表を救ったのはGKエミリアーノ・マルティネス。2つのセーブを見せてメッシのキック失敗を帳消しにして、4−2でPK戦を制して準決勝進出を決めたチームに大きく貢献した。

 アルゼンチンメディア『TYCスポーツ』は4日、試合後のアルゼンチン代表選手たちの様子を紹介。PKを外したメッシは「こういった時、彼は偉大な存在になるんだ」と“守護神”E・マルティネスを絶賛した。また、E・マルティネスは涙を浮かべながらインタビューに対応。「みんなに言ったんだ。僕はまだ家に帰る準備ができていないとね」と、興奮気味に語った。

 劇的な展開で準決勝進出を決めたアルゼンチン代表は、9日(日本時間10日9時キックオフ予定)に行われる準決勝でベネズエラ代表とカナダ代表の勝者と対戦する。

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