若者はこの30年でどう変わったか 独身男女を調査

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2024年07月05日 17:31  ITmedia ビジネスオンライン

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若者はこの30年でどう変わったか 独身男女を調査

 19〜22歳の未婚男女(以下「若者」)の意識は、30年間でどのように変化したのか。博報堂生活総合研究所(東京都港区)が30年ぶりとなるアンケート調査「若者調査」を実施した結果、親子関係や交友関係について大きな意識の差が見られた。


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●母親と共通の趣味がある若者が増加


 まず「母親と共通の趣味があるか」を尋ねた。2024年調査では「はい」が50.7%で、1994年調査の29.9%から20.8ポイント増加していた。「父親と共通の趣味がある」若者も増加していたが、母親の増加量の方が大きかった。


 男女別に見ると、「母親と共通の趣味がある」男性は1994年の19.5%から2024年は41.6%と2倍以上に増加しており、女性でも41.1%から60.0%に増加していた。


●父親が担っていた役割も母親メインに


 「尊敬する点が一番多い相手」では、母親が1994年の28.4%から2024年は43.0%(14.6ポイント増)となり、父親を逆転。


 「自分の価値観や考え方に一番影響を与えている相手」は、1994年には父母で大きな差はなかったが、2024年に「母親」が19.6ポイント増と大きく伸びていた。


●若者の恋愛離れが加速


 次いで「デートをする相手の有無」を尋ねると、「いる」と答えたのは1994年では54.8%、2024年では32.7%だった。


 また「今一番欲しいもの」をランキング化したところ、「恋人」は1994年の5位(23.1%)から2024年の10位(15.0%)と大きく順位を下げていた。


●そばにいて欲しい人は「異性」より「同性」が多数派に


 「自分にとって居心地のいい組み合わせ」と「落ち込んだ時に一番そばにいてほしい相手」を聞いた。1994年ではどちらも「異性」が多数派(38.1%、55.9%)だったが、2024年ではどちらも「同性」が上回った(64.8%、55.6%)。


 調査は1月11日〜2月26日に、訪問留置調査で実施。調査地域は首都40キロ圏、調査対象者は19〜22歳の未婚男女と49〜52歳男女、調査人数は800人。


このニュースに関するつぶやき

  • 最近10年間は暴力暴言を吐く指導教育が禁止になったから、今の若者は生き生きとしていてスポーツではかなり強くなった。一方で経済的には日本が景気が良かった時を知らないから、悲観的なようだ。
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