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前回からの続き。私はヒカリ26歳、夫のシュウヘイは27歳。出会いから結婚、妊娠とスムーズに進んでいました。ただ、私が妊娠してから、私たちの状況は変わりました。シュウヘイは月に2回草野球チームの活動をしに行っていましたが、私はそれが気になるようになりました。私は妊娠出産育児と大変なんだから、シュウヘイは全面的に私をサポートするべきじゃないですか? 草野球チームをやめてほしいと言ったところ、シュウヘイはそれを受け入れてくれました。しかし娘のアキナが1歳になったとき、再び野球をしたいと言い出したのです。私はそれに反対し、一度はシュウヘイも理解してくれたようだったのですが……。
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シュウヘイはそのまま寝室に行ってしまいました。翌朝もきちんと話すことなく会社へ。モヤモヤが私の胸に残ります。
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私の実家は電車で1時間ぐらいのところにあります。母は孫のアキナに会いに、ときどき遊びにくるのです。母はさっそくアキナを抱っこして、頬ずりをしています。そして母に事情を話したところ、シュウヘイの肩を持ったのです。
母には私の気持ちを理解してもらえると思っていたのに、逆の反応が返ってきて驚きます。
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シュウヘイに野球を再開することを認める代わりに、私も好きなことを始めたら……? と母は提案してきました。はたして1歳児をかかえて私が好きなことなどできるのでしょうか。
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シュウヘイの口から出た「離婚」という言葉。私が「野球をするのをやめて」と言ったらすねるなんて……。子どもっぽいと思いませんか? 遊びにきた母に、私はシュウヘイとの状況を話しました。
しかし母はシュウヘイの気持ちがわかるというのです。味方になってもらえると思っていた私はびっくり。
母はシュウヘイの楽しみを全て奪うのはよくない。少しぐらいは自由にさせてあげるべきと私に説きます。私が正しいと思っていたことは間違いだったのでしょうか? 気持ちが揺れはじめました。
【第6話】へ続く。
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