3発快勝の神戸が暫定2位に浮上! 先制弾の大迫勇也は2戦連発…広島は4戦ぶりの黒星

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2024年07月05日 21:13  サッカーキング

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先制ゴールを決めた神戸の大迫勇也 [写真]=J.LEAGUE via Getty Images
 2024明治安田J1リーグ第22節が5日に行われ、サンフレッチェ広島とヴィッセル神戸が対戦した。

 勝ち点「37」で4位につけるヴィッセル神戸と、「3」ポイント差で追う7位サンフレッチェ広島による“フライデーナイトJリーグ(金J)”。ホームの広島はここまでリーグ最少の3敗と粘り強い戦いが続いており、前節も最終盤のゴールで川崎フロンターレに追い付き、勝ち点「1」を獲得した。対してアウェイに乗り込む神戸は前節、大迫勇也と武藤嘉紀にゴールが生まれ、鹿島アントラーズに逆転勝利。上位3チームとの直接対決を1勝1分1敗で終えた。今節は互いにトップ3との差を縮めるために勝利が欲しい一戦となる。

序盤から両チームがスコアを動かす。11分、山口蛍の縦パスを受けた大迫が右サイドのスペースに大きく展開し、ボールを収めた武藤が柔らかいクロスを供給。走り込んだ大迫がゴール左隅にヘディングシュートを叩き込み、幸先良く先制に成功する。対する広島は17分、ピエロス・ソティリウがボックス内左で起点を作り、サポートに入った東俊希の折り返しに新井直人が頭で合わせる。このシュートがゴールに吸い込まれ、試合を振り出しに戻した。

 スコアが1−1となってからは拮抗した展開に。ボール保持率は五分五分となり、両チームとも何度かゴール前に迫りつつも、ネットを揺らせぬまま試合が進んでいく。迎えた35分、広島は敵陣左サイドのスローインから起点を作った加藤陸次樹がゴール前へ絶妙なクロスを供給するも、P・ソティリウが放ったヘディングシュートは惜しくも枠の右へ。39分には塩谷司のディフェンスから満田誠にボールが渡り、ボックス外から強烈なミドルシュートを放ったが、これも枠には飛ばなかった。

 1−1で迎えた後半、立ち上がりはクロスのこぼれ球を拾った新井が強烈なミドルシュートを放つなど、広島がやや優位に試合を進める。そんな中で迎えた52分、右CKを獲得した神戸は、扇原貴宏が相手選手のクリアを頭で跳ね返すと、ゴール前に落ちたボールを広瀬陸斗が押し込み、勝ち越しに成功した。リードを奪った神戸はペースを握り、中盤でボールを動かしながらも大迫や武藤らが起点となり、追加点のチャンスをうかがう。

 流れを変えるべく64分にマルコス・ジュニオールを投入し、大橋祐紀を最前列に配置した広島だったが、71分にスコアを動かしたのはまたもや神戸だった。ピッチ中央でクリアボールを収めた大迫が右サイドのスペースへ展開し、これを受けた武藤がグラウンダーのクロスを送ると、ゴール前に走り込んできたのは山口、ワントラップからゴール左下隅に流し込み、リードを2点に広げる。

 その後はドウグラス・ヴィエイラやエゼキエウらも投入し、圧力を強める広島。80分、エゼキエウが右サイドのスペースへ展開し、走り込んだM・ジュニオールがゴール前のD・ヴィエイラにクロスを送る。しかし、至近距離から放たれたボレーシュートは山川哲史のブロックに阻まれ、追撃の1点とはならなかった。85分にはCKのこぼれ球を拾った満田が低く鋭いシュートを放ったが、これも枠を捉えることができなかった。

 その後、途中出場のエゼキエウが負傷退場し、広島は10人での戦いを余儀なくされる。試合はこのまま1−3で終了し、勝利した神戸が勝ち点を「40」まで積み上げ、1試合消化の少ない鹿島とガンバ大阪と抜いて暫定2位に浮上した。一方の広島は4試合ぶりの黒星となっている。次節、広島は14日にホームでアビスパ福岡と、神戸は13日にアウェイで北海道コンサドーレ札幌と対戦する。

【スコア】
サンフレッチェ広島 1−3 ヴィッセル神戸

【得点者】
0−1 11分 大迫勇也(ヴィッセル神戸)
1−1 17分 新井直人(サンフレッチェ広島)
1−2 52分 広瀬陸斗(ヴィッセル神戸)
1−3 71分 山口蛍(ヴィッセル神戸)

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