ザニオーロがセリエA復帰! EL王者アタランタが買い取りOP付きのレンタル加入を発表

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2024年07月06日 00:15  サッカーキング

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23−24シーズン、ザニオーロはヴィラでプレー [写真]=Getty Images
 アタランタは5日、ガラタサライからイタリア代表MFニコロ・ザニオーロがレンタル移籍加入することを発表した。

 クラブの発表によると、ザニオーロのレンタル移籍期間は2024−25シーズン終了時までにあたる2025年6月30日まで。契約には買い取りオプションが付随しており、一定の条件を満たした場合は、買い取り義務に切り替わるという。『スカイ・イタリア』や『ガゼッタ・デロ・スポルト』などの現地メディアによると、この“一定の条件”とは、2024−25シーズンの全公式戦の60%以上にザニオーロが出場することだという。

 また、現地メディアの情報によると、レンタル料は約350万ユーロ(約6億1000万円)の見込み。買い取りオプションの金額はおよそ1600万ユーロ(約28億円)で、ザニオーロの活躍次第で250万ユーロ(約4億4000万円)程度のボーナスが加算される。完全移籍に切り替わる場合、総額は2200万〜2300万ユーロ(約38億円〜約40億円)程度だと報じられた。

 ザニオーロは1999年7月2日生まれの現在25歳。ジェノアやフィオレンティーナのアカデミーで育ち、2016−17シーズンに当時セリエBに所属していたヴィルトゥス・エンテッラでプロデビューを飾る。その後はインテルに加入し、トップチームでの出場機会は得られなかったが、プリマヴェーラ(U−20チーム相当)の中心選手として輝きを放つと、2018年夏にはローマへ完全移籍加入。2021−22シーズンにはヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)決勝でゴールを決め、クラブにUEFAが主催する大会における初のトロフィーをもたらした。

 ローマでは約4シーズン半に渡って主力として活躍し、公式戦通算128試合の出場で24ゴール18アシストをマーク。その後、2023年1月にガラタサライへ活躍の場を移すと、トルコの地では2022−23シーズンのスュペル・リグ制覇に貢献。2023年夏にはアストン・ヴィラへレンタル移籍し、2023−24シーズンは公式戦39試合の出場で3ゴールを挙げるなど主力の一角として活躍したが、アストン・ヴィラはレンタル契約に付随していた買い取りオプションを行使しないことを決断。これに伴い、6月30日にレンタル期間が満了を迎え、一旦は保有元のガラタサライへ復帰していた。

 また、ローマ時代の2019年3月にはイタリア代表デビューも飾る。以降はコンスタントに招集を受けていたものの、負傷によって“アズ−リ”から離れる期間もあり、これまでにEUROなどのメジャートーナメントに出場した経験はない。国際Aマッチ通算では19試合出場2得点を記録している。

 今回の移籍によって、ザニオーロ個人としてはローマ時代以来となる、約1年半ぶりのセリエA復帰が決定した。

 2023−24シーズン、アタランタはセリエAを4位で終えただけでなく、ヨーロッパリーグ(EL)ではクラブ史上初の優勝を成し遂げた。来季は3シーズンぶりにチャンピオンズリーグ(CL)の舞台に舞い戻る。今夏の移籍市場では、レンタル加入していたベルギー代表MFシャルル・デ・ケテラーレの買い取りに加え、エヴァートンからイングランド人DFベン・ゴッドフリーの完全移籍加入を発表済み。ザニオーロはクラブにとって今夏3人目の補強となった。

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