＜11回戦・みずほPayPay＞
楽天は投打が噛み合い敵地で快勝。2連勝で借金を「2」に減らし、ソフトバンク戦のカード勝ち越しは今季初となった。
若手の活躍が光った。ドラフト1位の先発・古謝は立ち上がりの制球に苦しんだが、初回、2回のピンチを無失点で切り抜けると、中盤以降は尻上がりの内容。バックの好守備にも助けられながら、終わって見れば6回89球、2安打無失点、5奪三振4四死球の好投で2勝目（3敗）を手にした。
打線は3回までソフトバンク先発・大津にパーフェクトに抑え込まれたものの、4回は一死から2番・小深田が一塁線突破の三塁打でチャンスメイクしたあと、3番・辰己の右前適時打で先制。4回は無死二塁で「7番・左翼」でプロ初スタメンのドラフト6位・中島が右翼線に落ちる二塁打を放ったが、この打球で本塁生還を狙った二走・阿部が憤死し嫌なムードが漂った。
この空気を一掃したのが8番・黒川。一死二塁で初球の直球を振り抜いた打球は、右翼テラス席に着弾する1号2ランとなった。黒川は6回の第3打席でも左前適時打を放ち3打数2安打3打点の活躍。中島は4打数2安打加えプロ初盗塁、さらに左翼守備でも俊足を生かした好捕連発と、古謝、黒川、中島の“同学年トリオ”が敵地で躍動した。
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