トッテナム退団のセセニョン、6季ぶりのフルアム復帰が決定「ここは僕のすべてが始まった場所」

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2024年07月27日 12:13  サッカーキング

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トッテナムではケガに泣かされたセセニョン [写真]=Getty Images
 フルアムは26日、トッテナムからイングランド人MFライアン・セセニョンが完全移籍加入することを発表した。

 クラブの発表によると、セセニョンはフルアムと2026年6月30日までの2年契約を締結したという。契約には1年間の延長オプションが付随していることも明かされた。なお、セセニョンは2023−24シーズン限りで前所属先のトッテナムを退団していたため、フリートランスファーでの加入となる。

 セセニョンは2000年5月18日生まれの現在24歳。フルアムのアカデミーで育ち、2016年8月10日に開催されたEFLカップのレイトン・オリエント戦で、弱冠16歳と81日にしてトップチームデビューを飾った。以降はトップチームでの出場機会を増やし、2017−18シーズンに入ると左サイドバックや左ウイングで主力に定着。チャンピオンシップ(イングランド2部)のプレーオフを含めた全49試合に出場して15ゴール6アシストを記録し、フルアムが5年ぶりにプレミアリーグ復帰を果たす原動力となった。翌シーズンもフルアムに残留。フルアムでは公式戦通算120試合出場25ゴール18アシストを記録した。

 2019年夏にはトッテナムへの完全移籍を決断。しかし、負傷の影響でシーズンの開幕に出遅れると、その後も安定した出場機会を得られず、翌シーズンはホッフェンハイムへのレンタル移籍を経験。2021年夏にトッテナムへ復帰したものの、その後はケガにも苦しみ、レンタル移籍期間を除く4シーズンの在籍で公式戦57試合出場3ゴール4アシストという成績にとどまった。

 6シーズンぶりに古巣へと帰還するセセニョンは、完全移籍加入に際し、フルアムを通して次のように意気込みを明かしている。

「ここへ戻って来ることができて素晴らしい気分だし、本当に感慨深いよ。ここは僕にとってすべてが始まった場所なのだから。僕にとってはいつだって故郷だった。ここに戻ってくる運命だったような気もしているし、復帰を成し遂げることができて本当に幸せさ」

 また、フルアムのフットボール・ダイレクターを務めるトニー・カーン氏もコメントを発表。かつての“ニュースター”の復帰を次のような言葉で歓迎した。

「ライアン・セセニョンがフルアムに戻ってくることを発表できて感激している。ライアンは我々のアカデミーで育った選手で、このクラブで11年間を過ごした。その間に、ここで素晴らしい若者と切磋琢磨し、驚異的な成長を見せてくれた」

「2016年8月16日、彼にとって初のリーグ戦先発出場となる試合を見届けるため、リーズへ行った日を昨日のことのように覚えている。彼はこのクラブでスタッフやサポーターに愛されている存在だ。我々は皆、ライアンが戻ってきてくれたことを非常に嬉しく思っている。きっと彼も、マルコ・シウバ監督の素晴らしいリーダーシップの下、かつての友人たちや新しい仲間たちとともに、すぐにこのホームで仕事ができるだろう。おかえり、セス!」

 2023−24シーズン、フルアムはプレミアリーグを13位でフィニッシュ。3年連続でプレミアリーグを舞台に戦うこと決めていた。今夏の移籍市場では、レンタル移籍先から戻ってくる選手を除くと、セセニョンが新戦力の第一号となる。


【動画】セセニョンが“ホーム”に帰還!


He is home. pic.twitter.com/rU15176GKP— Fulham Football Club (@FulhamFC) July 26, 2024

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