体操男子個人総合 20歳の岡慎之助が金メダル『パリ2024オリンピック™』（8月1日）

民放公式テレビ配信サービス「TVer（ティーバー）」が、開催中の『パリ2024オリンピック™』でTVer単独では初となる、ほぼ全競技の無料配信を行っている。

大会6日目となる7月31日。体操の男子個人総合の決勝が行われ、五輪初出場でチーム最年少、20歳の岡慎之助が金メダルを獲得。団体の金に続き、見事2冠を達成した。

岡は「この五輪でも団体と個人で金メダル目指して練習してきたので、練習の成果がつながって嬉しい」と笑顔で振り返った。同種目では、ロンドン（2012）、リオ（2016）の内村航平、東京（2021）の橋本大輝に続き、4連覇となる。

東京五輪金メダルの橋本は、得点を伸ばせず総合6位で大会連覇はならず。それでも橋本は、「新しい歴史を見れて僕は幸せ。今日でパリ五輪は終わりなので、堂々とやりきれた気持ちでいっぱいです」と大会を振り返った。

柔道の男子90キロ級は、五輪初出場の村尾三四郎が銀メダルを獲得。決勝では東京五輪金メダリストのラシャ・ベカウリ（ジョージア）と対戦し、開始1分で技ありを奪うも、最後は合わせ技一本で敗れ、銀メダルとなった。村尾は「やはり金メダルを取らないと、積み上げてきたものも成果としては出せないと思うので、そこが心残りです」と悔しさをにじませた。

女子70キロ級の新添左季は、準々決勝で東京五輪銅メダルのサンエ・ファンダイク（オランダ）に敗れ、敗者復活戦でのメダル獲得を狙ったが、延長戦の末、アイ・ツノダ（スペイン）に反則負けとなり、メダル獲得はならなかった。

バレーボールの男子は予選リーグ第2戦で、アルゼンチンにセットカウント3-1で勝利し、大会初勝利を手にした。負ければグループ4位に転落し、準々決勝進出が絶望的となった日本だったが、これで1勝1敗。勝ち点3を手にし、グループ2位に浮上。最終戦は決勝トーナメント進出をかけて、五輪3連覇中のアメリカと対戦する。

卓球はシングルス3回戦、女子は平野美宇が4-1で勝利し、日本勢トップで準々決勝進出を決めた。早田ひなはゲームカウント4-0のストレート勝ち、男子の張本智和もゲームカウント4-1で勝利。ともに準々決勝進出を決めたが、戸上隼輔はチャン・ウジン（韓国）に0-4で敗れた。

バトミントンの混合ダブルス、準々決勝に臨んだ渡辺勇大、東野有紗の「ワタガシペア」は、世界ランク6位のタイのペアに、2-0のストレート勝ちで準々決勝に駒を進めた。女子シングルスでは山口茜と大堀彩が、男子シングルスでは奈良岡功大と西本拳太が、ともに2連勝で決勝トーナメント進出を決めている。

サッカーの日本女子は予選リーグの最終戦でナイジェリアに3-1で勝利し、2大会連続で準々決勝進出を決めた。また、自転車のBMXフリースタイル男子決勝に出場した中村輪夢は、前回東京五輪同様の5位入賞。惜しくもメダル獲得とはならなかった。

＜8月1日（木）みどころ＞

◆陸上がスタート。20km競歩、女子5000m予選、男子10000m決勝ほか

最初の決勝種目となるのは20㎞競歩。男子は池田向希、濱西諒、古賀友太、女子に藤井菜々子が出場。東京五輪で銀メダルを獲得した池田向希が、悲願の金メダル獲得に挑む。

トラック種目では、東京五輪と同じく1500mと5000mに出場する田中希実が、まずは5000m予選に登場。東京五輪では予選敗退だったこともあり、さらなる高みを目指したい。男子10000m決勝には五輪初出場の太田智樹と葛西潤が出場する。また、フィールドでは女子三段跳予選に森本麻里子が登場。同種目への出場は日本陸上史上初となる。

◆フェンシング男子エペ団体決勝

日本が東京五輪で金メダルを獲得した男子エペ団体が行われる。加納虹輝はすでに男子エペ個人で金メダルを獲得しており、大会2冠にも期待がかかる。日本勢が再び頂点に立つことが出来るのか注目したい。

◆バスケットボール女子予選リーグ日本×ドイツ

初戦、アメリカに敗れた日本はドイツと対戦する。ドイツは五輪初出場だが、強豪ベルギーに83-69で勝利した。日本は得点源として活躍する、ポイントガードの山本麻衣が、アメリカ戦での脳震とうの影響で欠場。苦しい戦いになりそうだ。

◆柔道女子78キロ級／男子100キロ級決勝

女子78キロ級に出場する高山莉加は、東京五輪金メダリストの浜田尚里と代表を争い、五輪初出場を決めた。初の五輪でメダル獲得なるか。男子100キロ級には東京五輪金メダリストのウルフアロンが登場。大会2連覇に期待がかかる。

◆バトミントン混合ダブルス、女子ダブルスほか

バトミントンの混合ダブルス準決勝に渡辺勇大、東野有紗の「ワタガシペア」が出場。東京五輪の銅メダルに続くメダル獲得向け、さらに歩みを進めたい。女子ダブルス準々決勝に松山奈未、志田千陽ペア。男子シングルス決勝トーナメント1回戦に、奈良岡功大と西本拳太。女子シングルス決勝トーナメント1回戦に山口茜と大堀彩が出場。日本勢の躍進に注目だ。

◆卓球男子・女子シングルス準々決勝

卓球は男女のシングルスで準々決勝が行われる。女子では五輪シングルス初出場で8強入りを果たした平野美宇が、世界ランク8位のシン・ユビン（韓国）と対戦する。早田ひなはピョン・ソンギョン（北朝鮮）と対戦、男子の張本智和は東京五輪銀メダルの樊振東（中国）と激突する。

◆ゴルフ男子第1ラウンド

東京五輪に続き2度目の出場となる松山英樹と、五輪初出場の中島啓太が出場。松山は前回の東京五輪では、銅メダルをかけたプレーオフで敗れ、惜しくもメダル獲得とはならなかった。パリでは東京以上の結果を残すことが出来るか。

体操男子個人総合 20歳の岡慎之助が金メダル『パリ2024オリンピック™』（8月1日）

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