北海道の1か月予報と今後の見通し 台風10号の影響は?

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2024年08月29日 18:07  日本気象協会

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日本気象協会

北海道の1か月予報と今後の見通し 台風10号の影響は?

本日(29日)、札幌管区気象台から最新の1か月予報が発表されました。降水量は平年並みか多く、特に1週目(8月31日〜9月6日)は、台風10号が北海道に近づいたり、前線の影響を受けたりすることで、大雨となる恐れがあります。台風や前線の動き次第で天気予報が大きく変わることもあるため、最新の気象情報に注意するようにしてください。



●1週目(8月31日〜9月6日) 台風10号の北海道への影響は


1週目(8月31日〜9月6日)は、天気は周期的に変わりますが、平年に比べると曇りや雨の日が多くなりそうです。
29日16時頃に発表された最新の台風情報によると、台風10号の予報円は9月3日15時に北海道の南半分にかかっています。また、台風からの湿った空気により、前線の活動が活発になり、その前線が北海道付近にかかることもありそうです。
前線や台風の動き次第で、道内でも雨脚が強まり、大雨となる恐れがあるため、最新の気象情報や台風情報を確認するようにしてください。

気温は平年より高い見込みです。直近30年では、道内でその年最後の真夏日となるのは、平均すると9月6日頃です。今年も9月に入ってからも日中は夏の暑さが残る可能性があるため、油断せずに暑さ対策を行ってください。


●2週目(9月7日〜13日) 季節は一気に進む?


2週目(9月7日〜13日)は、高気圧に覆われやすく、平年に比べると曇りや雨の日が少なくなりそうです。
気温は、日本海側と太平洋側は平年並みか高く、オホーツク海側は平年並みの見込みです。1週目が全道で平年より高く経過することを考えると、2週目には一気に季節が進んだように感じられるかもしれません。特に朝晩は風が冷たく感じられることもあるため、この頃をめどに、上着を持ち歩くようにするなど、本格的な秋への支度を始めるとよさそうです。


●3〜4週目(9月14日〜27日) 雪の便りは平年より遅めに?


3〜4週目(9月14日〜27日)の天気は周期的に変わり、気温は平年より高いでしょう。季節の進みはいったん足踏み状態となりそうです。
旭岳では9月25日に初冠雪の平年日を迎えますが、今年のこの時期は平年より高めの気温が予想されているため、初冠雪は平年より遅くなるかもしれません。
しかし、そうは言っても、ひとたび寒気が流れ込むと、山沿いを中心に雪がちらついたり路面が凍結したりする時期です。この頃には、路面状況の変化に注意し、場合によっては冬タイヤが必要となります。



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