「スマートリモコン」があれば、古いエアコンもスマホで操作できる! 使い方やメリットをイチから解説

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2024年09月21日 21:21  All About

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家電をスマートフォンで遠隔操作できる「スマートリモコン」。導入すると何がどう変わるのか、あまりイメージできないという人もいるのではないでしょうか。この記事ではスマートリモコンでできることや、導入の仕方、導入をおすすめしたい人について解説します。
スマートリモコンとは、スマートフォンから家電を操作できるようにするデバイスのこと。家電に付属している赤外線リモコンの代わりに赤外線を発信し、電源のオンオフといった操作を担います。
スマートリモコンの例(NATUREの「Nature Remo mini」)

スマートリモコンを使うには、スマートフォンとWi-Fi環境の2つが最低限必要です。これは、スマートリモコンがWi-Fiを経由してスマートフォンからのリクエストを受け付けるため。加えてGoogle HomeやAmazon Alexaなどを搭載したスマートスピーカーも用意しておくと、音声で家電を操作することが可能になります。

スマートリモコンで操作できるのはどんな家電?

エアコンや照明、テレビなどさまざまな家電を接続できる(画像はNature Remoの専用アプリ「Nature Home」の画面。以下同)

スマートリモコンはさまざまな家電と接続できます。その1つがエアコンです。エアコンのリモコンを使うことなく、スマートフォンでオンオフの切り替えや温度設定の変更ができます。屋外からの操作も可能なので、帰宅時間に合わせて部屋を冷やしておくこともできます。

温度センサーを内蔵したスマートリモコンなら、「室温が30℃以上になったらエアコンがオンになる」といった自動化(オートメーション)設定も可能です。留守番中の子どもやペット、離れて暮らす高齢者などの熱中症予防に活躍してくれるでしょう。

ほかにも、テレビや照明器具、扇風機など、赤外線リモコンが付属した家電であればスマートリモコンで操作できます。

家電のリモコンをアプリに登録するだけ

導入は簡単。スマートリモコンをWi-Fiに接続し、スマートフォンには専用のアプリをインストールしておきます。そしてアプリを開き、スマートリモコンで操作したい家電を登録していきます。

製品によっては、家電のリモコンの電源ボタンをスマートリモコンに向けて押すだけで、すべての機能をアプリに自動登録できることがあります。そうでない製品でも、同様にリモコンの各ボタンを押していけば登録できるようになっています。
寝室照明をスマートリモコンに登録した様子

これでスマートリモコンと家電の接続は完了。通常のリモコンで操作するのと同じように、アプリで家電を操作できるようになります。

さらにスマートリモコンをスマートスピーカーと連携させれば、音声操作も可能になります。

■スマートリモコンを使うメリット
スマートリモコンは、Wi-Fi機能を搭載していない家電でもスマートフォンと連携させられるのがメリット。オートメーション機能を利用すれば、夜寝る前にエアコンと照明を同時に消せたり、カーテンの開閉ができる「スマートカーテン」や玄関の鍵の開け閉めができる「スマートロック」を同時に操作したりできます。

■スマートリモコンを使う上での注意点
注意したいのは、操作したい家電がすべて見える(赤外線が届く)位置にくるよう、スマートリモコンを設置する必要があることです。導入の際は、見通しのよい場所に設置するようにしましょう。

スマートリモコンはこんな人におすすめ

スマートリモコンの導入を最もおすすめしたいのは、Wi-Fi非対応のエアコンを使っている家庭です。最新エアコンはWi-Fi対応が当たり前となっており、ほとんどのモデルで遠隔操作や詳細なスケジュール設定が可能となっています。

スマートリモコンがあれば、古いエアコンでもそういった使い方が可能となります。自宅だけでなく、高齢の親の住む実家などに設置するのもよいでしょう。

また「テレビや照明などの複数のリモコンを使い分けるのが面倒」という人にもおすすめです。スマートフォンから操作できるため、リモコンを探す必要がなく、就寝時に寝転んだまま照明を消すといったこともできます。複数の家電を連携させて動作を自動化したいという場合も、スマートリモコンが活躍します。
(文:コヤマ タカヒロ(デジタル・白物家電ガイド))

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