石川県に大雨特別警報、1人死亡 少なくとも6人不明

石川県・能登地方では、これまでに経験したことがないような大雨となっていて、これまでに1人が死亡、少なくとも6人が行方不明になっています。

石川県珠洲市では、70代男性が自宅にいたところ、土砂崩れに巻き込まれ死亡しました。
　
死亡した男性の親族
「ずっと（男性を）呼んだりしていた。『どこにおるか』って呼んでたけど、だめやった。何も返答なかった」

輪島市・珠洲市・能登町では、川に流されたり、崖崩れに巻き込まれるなどして、3人の行方が分かっていません。

このほか、輪島市では複数の住宅が流され、住民と連絡が取れていないということです。

一方、輪島市の国道にあるトンネルでは土砂崩れが発生し、地震の復旧工事にあたっていた作業員4人と連絡が取れなくなっていましたが、このうち1人は無事が確認されたということです。警察と消防が残る3人の捜索を続けています。

また、一時、トンネル内に取り残されていた作業員や住民27人は、徒歩で安全な場所に移動したということです。

きょうも昼前にかけて雨の降り方が再び強まる予想で、引き続き最大級の警戒が必要です。