M4搭載iPad ProがiPadOS 18への更新で故障する不具合/「Microsoft リモート デスクトップ」の後継アプリが公開

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2024年09月22日 06:11  ITmedia PC USER

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一部のM4搭載iPad Proで、iPadOS 18へのアップデートが失敗し、起動不可になる不具合が発生している

 うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、9月15日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!


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●M4搭載iPad ProがiPadOS 18への更新で故障する不具合


 9月17日未明にiPadOS 18の配信が開始されたが、一部のM4搭載iPad Proに適用すると、アップデートに失敗して電源が入らなくなるという不具合が報告されている。


 全てのM4搭載iPad Proで不具合が発生するわけではないようだが、不具合に遭遇したRedditユーザーがApple Storeに持ち込んだところ、故障しているとの診断を受けたという。


 なお、MacRumorsによると、Appleは少数のデバイスで問題が発生していることを認め、M4搭載iPad ProへのiPadOS 18配信を一時停止しているとのこと。


●「Microsoft リモート デスクトップ」の後継アプリが公開


 Microsoftは9月19日(現地時間)、macOSとWindows向けのリモートデスクトップアプリ「Windows App」と、iOS/iPadOS/visionOS向けの「Windows App Mobile」をリリースした。従来の「Microsoft リモート デスクトップ」の後継アプリだ。


 Windows Appは、Windows 365、Azure Virtual Desktop、Microsoft Dev Boxなどに接続するためのゲートウェイアプリに位置付けられる。PC/Web/モバイルで統一されたUIを利用でき、職場または学校アカウントを使用して選択したデバイスから簡単かつ安全にクラウド内のWindowsに接続できるとしている。複数モニターやカスタム解像度のサポート、Webカメラやプリンタなどのデバイスリダイレクトなども提供される。


●ASUSからラピッドトリガー対応の65%ゲーミングキーボードと軽量マウス


 台湾ASUSTeK Computer(ASUS)は9月18日、同社のゲーミングブランドであるROGから、ラピッドトリガーに対応した65%ゲーミングキーボード「ROG Falchion Ace HFX」およびカーボンシェルを採用した約47gの軽量ゲーミングマウス「ROG Harpe Ace Extreme」を発表した。


 ROG Falchion Ace HFXは、潤滑済みの磁気スイッチ「ROG HFX マグネティックスイッチ」を採用している。ラピッドトリガーをサポートしており、アクチュエーションポイントを0.1〜4.0mmの範囲で設定できる。


 キーキャップはPBT/ABS製だ。音量や明るさ調整、メディア操作、アクチュエーションポイントの切り替え、マウスのスクロールなどが行える多機能タッチパネルも備えている。接続は有線で、ケーブルは取り外し可能となっている。


 ROG Harpe Ace Extremeは、カーボンファイバーシェルを採用し、約47gと超軽量を実現したゲーミングマウスだ。形状はFPSのプロゲーマーとの共同開発で、特にクローグリップ(つまみ持ち)でのプレイに慣れているプレイヤーに最適だという。


 ROG Polling Rate Boosterを使用することで、ワイヤレス/有線のどちらでも8000Hzのポーリングレートを実現し、超低遅延でスムーズなカーソル移動を行えるとしている。


●Logitechもラピッドトリガー対応ゲーミングキーボードとマウスを発表


 Logitech(スイスのロジクール現地法人)は9月17日(現地時間)、ゲーミングブランド「Logitech G」のeスポーツや競技ゲーマー向け「PRO」シリーズの新製品として、ワイヤレスマウス「PRO X SUPERLIGHT 2 DEX」「PRO 2 LIGHTSPEED」と、有線キーボード「PRO X TKL RAPID」を発表した。価格はPRO X SUPERLIGHT 2 DEXが159.99ドル、PRO 2 LIGHTSPEEDは129.99ドル、PRO X TKL RAPIDは169.99ドルだ。


 PRO X SUPERLIGHT 2 DEXは、カウンターストライクやVALORANTなどのプロゲーマーからのフィードバックに基づいて開発された、左右非対称の右利き用マウスだ。


 8000HzポーリングをサポートするLIGHTSPEED Wirelessテクノロジーや、センサーには100〜4万4000DPIパフォーマンスを発揮するHERO 2を採用している。


 光学センサーと機械コンポーネントを組み合わせたLIGHTFORCEスイッチを搭載する。本体サイズは約125.8(幅)×67.7(奥行き)×43.9(高さ)mm、重さは約60gだ。


 PRO 2 LIGHTSPEEDは、左右対称デザインを採用したワイヤレスゲーミングマウスで、LIGHTSPEED WirelessやHERO 2などの最新コンポーネントを搭載する。解像度は100〜3万2000DPIで、サイズは約125(幅)×63.5(奥行き)×40(高さ)mm、重さは約60gとなる。


 PRO X TKL RAPIDは、Logitech G初のマグネティックアナログキーボードだ。調整可能なアクチュエーションポイントとラピッドトリガー機能を備えている。これらの調整はソフトウェアを必要としない。ユーティリティーソフトの「G Hub」をインストールすれば、SOCD(反対方向同時入力)の動作について移動距離や最後に押したキー、ニュートラル、絶対的な優先順位などの設定も行える。


●「Windows 11 24H2」が10月8日リリースという情報をMicrosoftが否定


 米Microsoftは9月18日(現地時間)、海外メディアなどで「Windows 11 バージョン 24H2」が10月8日にリリースされると報じられている件について、誤りであると否定した。


 発端となったのは、Microsoftが16日に公開した、主に企業向けのCopilotでのセキュリティ強化に関するアップデートを伝える記事だ。


 この中で、Microsoft CopilotのエントリポイントがMicrosoft 365 アプリへ移行とも伝えていたが、もともとは「Windows 11の年次機能更新プログラムにあわせて行う」と記載されていた。年次機能更新プログラムとは、すなわちWindows 11の大型アップデートのことで、次の更新はWindows 11 24H2と考えられる。


 また、10月8日の月例セキュリティ更新プログラムのリリースで、全てのWindows 11に適用されるとなっていたため、Windows 11 24H2のリリースが10月8日ではないかと報じられていた。


 このため、Microsoftはこのうわさを否定し、記事内の「Windows 11の年次機能更新プログラムにあわせて行う」の記載を削除している。


●AppleがmacOSやiPadOSなど多数のセキュリティアップデート実施


 米Appleは9月16日(現地時間)、iOSやiPadOS、macOSなどを対象に多数のセキュリティアップデートを公開した。


 同日公開された「iOS 18」や「iPadOS 18」だけではなく、他にも多数の製品でセキュリティアップデートが行われている。対象製品とCVE番号別の他対応件数は以下のようになっている。


・iOS 18およびiPadOS 18(33件)


・macOS Sequoia 15(79件)


・tvOS 18(11件)


・watchOS 11(11件)


・visionOS 2(15件)


・Safari 18(3件)


・Xcode 16(3件)


・iOS 17.7およびiPadOS 17.7(16件)


・macOS Sonoma 14.7(37件)


・macOS Ventura 13.7(30件)


 対応された脆弱(ぜいじゃく)性の内容はさまざまだが、ユーザーデータの漏えいやアプリのクラッシュ、不正アクセスなど多岐にわたっている。できるだけ早くアップデートした方がいいだろう。



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