iPhone 16/16 Proをお得に買う方法 Apple Storeとキャリアどちらで買うべき?

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2024年09月22日 10:21  ITmedia Mobile

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iPhone 16/16 Plus

 9月20日にiPhone 16シリーズが発売されました。発表前は円安による値上げが懸念されていましたが、Apple Storeの価格はiPhone 15から据え置きだったので安心しました。ただ、それでもiPhoneは高額です。そこで今回はiPhone 16シリーズを最もお得に購入する方法を解説します(価格は全て税込み)。


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●通常価格の最安値はApple Store


 前提として、iPhone 16シリーズの各機種はどこでも買っても仕様の違いはありません。キャリアで買ってもSIMロックはなく、対応周波数帯も同じなので、iPhone 16本体は使用するSIMのキャリアにかかわらず、最も安いところで買いましょう。


 iPhone 16シリーズはApple Storeとドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルで販売されています。まずはiPhone 16シリーズ各機種の通常価格を比較してみましょう。


 毎年のことながら、価格は全機種/全容量でApple Storeが最安値です。4キャリアの中では楽天モバイルが全機種で最安値ですが、それでも最大20%ほどApple Storeより割高です。逆に最も高いのはiPhone 16(128GB)がau、iPhone 16(512GB)がソフトバンクで、それ以外は全てドコモです。Apple Storeより25%ほど高い機種もあります。


●楽天モバイル公式 楽天市場店も及ばず


 Apple Store以外でiPhone本体のお得な購入場所として挙がるのが楽天モバイル公式 楽天市場店です。楽天モバイル公式 楽天市場店のiPhone価格は楽天モバイル公式サイトと同じですが、楽天市場店なら購入金額に応じて楽天ポイントが還元されるため、ポイントを含めるとApple Storeよりお得に買える場合もあります。


 ただしiPhone 16は発売日時点でのApple Storeとの価格差が大きく、楽天市場でのポイント還元率が14%から19%以上ないとお得になりません。筆者もよく楽天市場で買い物をしますが、14%の還元率になることは少ないので、今は素直にApple Storeで買う方がお得でしょう。


 ただし、発売からしばらくすると楽天モバイルのiPhone価格は値下げされます。iPhone 15シリーズも発売時は高かったものの、2024年2月頃に値下げされ、10%ほどの還元率があればApple Storeよりお得に買えるようになりました。今すぐ必要でない人は、楽天モバイルでの価格が値下げされるのを待ってもよいでしょう。


●キャリアで買うなら残価設定型プログラムは必須


 前章の通り、4キャリアにおけるiPhone 16シリーズの価格はApple Storeより高いので、iPhone 16を4キャリアで買うのはオススメしません。Apple Storeで本体のみを購入し、自分でSIMを差し替えて使ってください。


 ただ、どうしてもキャリアで購入したい人は各社が提供する残価設定型の購入プログラムを利用しましょう。ドコモは「いつでもカエドキプログラム(+)」、auは「スマホトクするプログラム」、ソフトバンクは「新トクするサポート」、楽天モバイルは「買い替え超トクプログラム」という名称です。キャリアごとに異なるルールがあるものの、簡単に言えば「1年後、または2年後に本体を返却すれば安く買える」という仕組みです。


 プログラム利用時の実質負担額の比較はこちらの記事を参考にしてください。


 記事にある通り、プログラムを利用して購入しiPhone 16(128GB)を2年後に返却する場合、ドコモの実質負担額は最安で4万4440円です。Apple Storeの通常価格は12万4800円なので、2年しか使えないとはいえ、3分の1程度の負担で使えます。ソフトバンクは実質4万8504円、auは実質5万2250円、楽天モバイルは実質5万3848円です。


●Apple Storeで買って2年後に売るのとどちらがお得?


 では、Apple Storeで本体のみを買って2年後に売却するのと、キャリアでプログラムを利用して2年後に返却するのはどちらがお得でしょうか。iPhone 16の2年後の買い取り価格は分かりませんが、2年前に発売されたiPhone 14をもとに、iPhone 16(128GB)の場合で試算してみましょう。


 iPhone 14(128GB)の発売時の価格は11万9800円でした。また、9月17日時点で大手中古スマホ店「じゃんぱら」での買い取り額は6万9000円です(中古ランクA、付属品なしの場合)。つまりiPhone 14(128GB)は、状態が良ければ発売から2年後でも約57.6%程度の価格で買い取ってもらえるということです。


 iPhone 16(128GB)にこの数字を当てはめてみると、2年後の買い取り価格は7万1900円ほどです。つまり、約5万2900円で2年間使えることになります。これはauや楽天モバイルで2年後に返却した場合の実質負担額とほぼ同じで、ドコモやソフトバンクならApple Storeで買って2年後に売却するよりお得に使えます。


 4キャリアのプログラムは端末返却時の減額基準が中古スマホ店の買い取りに比べると緩いため、安心感があります。もちろん、返却タイミングがある程度決まってしまう点はデメリットですが、2年おきに買い替える人はプログラムを使えばApple Storeで買うのと同じくらいの負担で購入できるでしょう。


●Apple Gift Cardをためておこう


 iPhone 16シリーズはApple Storeが最安値ですが、さらにお得に購入する方法があります。それは楽天市場で購入したApple Gift Cardで購入する方法です。Apple Gift Cardとは、Appleのアカウントにチャージすることで、日本のApple StoreでiPhone/iPad/Macなどの製品の他、アプリやゲームの購入にも使える電子マネーです。


 このApple Gift CardはAppleだけでなく楽天市場の「Apple Gift Card 認定店」でも販売されており、他の商品と同じく購入金額に応じてポイントが還元されます。お買い物マラソン、楽天スーパーセールや5の付く日、0の付く日で買えば、10〜15%程度の還元率も可能です。このApple Gift CardでiPhoneを買えば、Apple Storeの通常価格からさらに実質10%以上安く手に入れられます。


 ただし、Apple Gift Cardは購入に上限額があります。初回購入から45日間は1万円分までしか購入できず、46日目以降も人により上限が設定される場合があります。46日目以降の上限は15日前後でリセットされるものの、その後も一度に高額の購入はできないため、iPhone購入前から計画的に積み立てておかなければなりません。頻繁に実施するお買い物マラソンや3カ月に1回のスーパーセールなどの高還元の日を狙い、少しずつ購入していきましょう。iPhone 16のために今から積み立てた場合、早くて年末くらいには購入できるはずです。


 以上、iPhone 16シリーズをお得に購入する方法の解説でした。例年のことながら、iPhoneはApple Storeで購入するのがお得です。ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルを契約中の人も、Apple Storeで本体を買って自分でSIMを差し替えて使いましょう。今すぐ必要でない人はApple Gift Cardをコツコツ積み立てるのもオススメです。


 どうしてもキャリアで買いたい人は、各社の残価設定型の購入プログラムを利用してください。このプログラムを利用しない場合は、キャリアで購入するのは損です。


著者プロフィール


シムラボ


 「シムラボ」は、スマホ料金や端末に関するお役立ち情報を発信する個人サイトです。Y!mobileに乗り換えたことをきっかけに格安SIMのよさに気付き、今では主要な格安SIMは全て契約してレビューしています。モットーは「自分に合うものを、より安く」。


・Twitter(現X):@simlabo_jp


・サイト:https://www.simlabo.jp/



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