<ラグビー関西大学リーグ:京産大97−24同大>◇第1節◇22日◇東大阪市花園ラグビー場
関西4連覇と悲願の大学日本一を目指す京産大が、開幕戦を圧勝した。
名門・同志社大から計15トライで97得点をマーク。3季連続で全国大学選手権ベスト4の実力校が、さらなる進化を遂げ、新シーズンをスタートさせた。
雨の花園で京産大が躍動した。前半は7トライで41得点、後半は8トライで56得点。同大が最下位に終わった昨季でさえ、43−28のスコアだった。
会見に出席した共同主将のCTB辻野隼大(4年=京都成章)は「初戦は歴史があり(同じ京都で)ライバル視してきた同大。相手をリスペクトした上で、自分たちにフォーカスして1週間、準備してきた。それが要所で発揮できた」と振り返った。
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FW戦で優位に立ち、攻守でほぼ完璧な開幕戦だった。
就任4年目の広瀬佳司監督(51)は、同大からの97得点について「(お互い)いい時もあれば、悪い時もある。今年はこういう結果になったが、来年は分からない。引き続いて、いいライバルでいたい」と言葉を選び、開幕勝利を静かに喜んだ。
今季は日本代表候補合宿にSH土永旭(どえい・あさひ、4年=光泉カトリック)らが参加。辻野は「個人のレベルが上がり、僕らもいい刺激になる」と、心身ともチームのレベルアップにつながったという。
今年1月2日、全国大学選手権準決勝で明大に敗れたが、その時のメンバーが多く残った今季こそ、悲願の頂点に立つ。【横田和幸】
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