竹中平蔵氏「労働市場改革ですよ」”横取り”即答 田嶋陽子氏の女性のフルタイム就労の回答に

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2024年09月22日 21:25  日刊スポーツ

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竹中平蔵氏(09年4月5日撮影)

元経済財政担当相で経済学者の竹中平蔵氏が22日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(日曜午後1時30分)に出演。番組では「アベノミクスの功績」について議論した。


元参院議員で法大教授だった女性学研究者の田嶋陽子氏は「罪」として「女性政策のアドバルーンをあげたでしょ。何にも結果を出さないで終わっちゃったんだよね」と指摘した。


配偶者控除の廃止をしなかった点について、「一見、女の人のためになってるようなんだけど」と前置きし、「女の人はずっと専業主婦になっちゃうと自立できないシステムになってるの」と私見を述べた。


23年の総務省の調査では女性労働者の約53%がパート(非正規雇用)。田嶋氏は近著の紹介とともに、自らが試算した「女の人が男の人と同じ程度にフルタイムで働いたら、最低でも110兆円」との労働力を公表した。


「女の人がキチンとフルタイムで働けるように、子育てから何からを男の人とシェアをしたりのシステムがあって、きちんと日本の女の人が普通の労働者として働いたら、日本は経済的にすごくよくなるんですよ」と私見を述べた。


経済ジャーナリスト須田慎一郎氏が女性のフルタイム就労の割合を上げるためには「どうしたらいいですか」と田嶋に質問すると、小泉純一郎政権下では「聖域なき構造改革」に取り組み、労働市場の緩和などを進めた竹中氏は「労働市場改革ですよ」と即答した。田嶋氏は「そう、そう」と話すと、須田氏が「段取りがあるんですよ…」と田嶋が答えるところを、竹中氏が即答してしまったことを明かした。


自民党総裁選では、小泉進次郎氏が「労働市場改革の本丸、解雇規制を見直す。来年法案提出する」とぶち上げ、労働市場改革は争点の1つになっている。

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  • 定職にありつけず貧困層に転落する人が増えたり、技術者の国外流出が加速したりしてね。 しかし日本を徹底的に痛めつけて凋落させた自覚が全くないんだな。
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