<フィギュアスケート:中部選手権>◇第2日◇22日◇名古屋市・邦和みなとスポーツ&カルチャー◇女子ショートプログラム(SP)
昨季の全日本選手権8位の山下真瑚(21=中京大)がSPに臨み、61・20点で2位発進となった。
SP曲の「Hindi Sad Diamonds」はオリエンタル風の曲調。「今までに滑ったことがないような曲。いつものゆったりとした曲よりもリズムが速い」という。振り付けは佐藤操で、首を左右に振ってから滑り出していく冒頭など、特徴的な動きも多い。「(振付の時に)『まねしてみて』と言われてもできない動きが多かったんですが、まずはまねしてみるところから始めました」。まだ試行錯誤中だが、観客の反応には手応えを感じている様子。終盤では観衆の手拍子に乗って力強く滑りきり「今までにない真瑚もいい」と笑みを浮かべた。
新境地を開拓しつつも、持ち前の雄大なジャンプは健在。この日も2本目で高さのあるルッツ−トーループの連続3回転ジャンプを降りた。「ジャンプを跳ぶ時に勢いでボーンと跳ぶことが多かったですが、ここ数年はキュっと。ボーンじゃなく、ちっちゃく、ちっちゃくと思って、理論立てて跳べるようになってきました」。独特の擬音を交えながら成長を口にした。
首位は松生理乃(19=中京大)で70・35点。3位には河辺愛菜(19=中京大)が57・62点で入った。フリーは23日に同会場で行われる。【藤塚大輔】
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