フィギュアスケート女子の吉田陽菜(19=木下アカデミー)が23日、ネーベルホルン杯を終えて大阪・関西空港に帰国し、本格化するシーズンへ「ショートとフリーをそろえるのが目標」と意気込んだ。
ショートプログラム(SP)7位から大逆転で3位となり、メダルを獲得。フリーでは、GOE(出来栄え点)2・24点がつくトリプルアクセル(3回転半)を決め「波があって苦労する日もあったんですけど、いいジャンプも跳べていて、そのイメージで思い切っていった。そのイメージをこれからも大事にしていきたい」と手応えをつかんだ。
吉田は、昨季のグランプリ(GP)シリーズ第4戦中国大会でSP3位からの逆転優勝を果たすなど、数々の逆転劇を演じてきた。「絶対フリーは大丈夫」という自信があるからこそ、今季はSPとフリーの両方をそろえることを課題に据えている。
「パーソナルベストの更新がひとつの目標。そのためにはショートとフリーをしっかりそろえないといけないので、安定してそろえたい」。
次戦は、26日に開幕する近畿選手権(大阪・府立臨海スポーツセンター)を予定している。試合間隔が短くタフな日程となるが「そのときにできることを出し切ることと、スピンやステップは今回取りこぼした部分を修正できるように、この数日間毎日を大切にしていきたい」と話した。
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