【フィギュア】河辺愛菜「やったことのない曲を見てほしい」“しっとりSP”に挑戦 中部選手権

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2024年09月23日 10:14  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

女子SP 演技する河辺(撮影・前田充)

<フィギュアスケート:中部選手権>◇第2日◇22日◇名古屋市・邦和みなとスポーツ&カルチャー◇女子ショートプログラム(SP)



22年北京オリンピック(五輪)代表の河辺愛菜(19=中京大)がSPに臨み、57・62点で3位発進となった。3回転の連続ジャンプを予定していた2本目は、1本目のルッツが2回転となって無効となったが、続くジャンプでフリップ−トーループの連続3回転を着氷させてリカバリー。「練習の調子が先シーズンよりも良くて、ジャンプも質の良いものが跳べている。それがなかなか試合で出せなくて悔しいですが、自分の中ではジャンプをつかめている感覚があるので、焦らずに練習を積み上げていくしかないかなと思います」と振り返った。


北京五輪後に樋口美穂子コーチに師事し、今季が3季目。過去2シーズンのSPではパワフルな楽曲を舞ったが、今季の「Someone Like You」は英国出身の女性歌手アデルの歌声に乗って、力強くもしっとりと演じるプログラムとなっている。


「過去2シーズンは楽しく元気な曲をやってきてハマっていると思ったんですけど、そのままもう1シーズンいくかは悩んで。自分では元気な曲もできると分かったので、やったことのないイメージの曲を見てほしい、挑戦したいと思いました」


持ち味のスピードを生かしながら「暗さや悲しさも出せるように」と努めている。「その両立ができたらもっと良いものになると思うので、もっと研究していきたい。こういう静かな曲でも、楽しく滑れるようにしたいです」と表現の幅を広げていく。


首位は松生理乃(19=中京大)で70・35点、2位には山下真瑚(21=中京大)が61・20点で入った。フリーは23日に同会場で行われる。【藤塚大輔】

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