シェアサイクル「HELLO CYCLING」、ShareSPOTで提供開始 狙いは?

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2024年09月23日 10:21  ITmedia ビジネスオンライン

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OpenStreetの工藤智彰社長CEO(撮影:河嶌太郎)

 電動サイクルなどのシェアリングサービス「HELLO CYCLING」を提供するOpenStreet(東京都港区)は、モバイルバッテリーシェアサービス「ChargeSPOT」などを展開するINFORICH(東京都渋谷区)が運営するシェアリングエコノミープラットフォームアプリ「ShareSPOT」で、HELLO CYCLINGの提供を開始した。シェアサイクルのサービスを新たなプラットフォームで提供することで、より広範なユーザー層を獲得する狙い。


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●7月にはドコモ・バイクシェアと提携 狙いは?


 ShareSPOTは、モバイルバッテリーや傘などのシェアリング・オンデマンドサービスを1つのアプリで簡単に検索し、利用できるプラットフォームアプリだ。ユーザーは各サービスごとにアカウントを作成する必要がなく、ShareSPOTのアカウント1つだけで多様なサービスを利用できるように設計している。


 ShareSPOTユーザーは、今回も新たに会員登録や決済方法を登録せずに、HELLO CYCLINGの自転車を借りられるようにした。自転車の予約や返却などの操作は、全てアプリ内で完結するという。ShareSPOTアプリのトップ画面からHELLO CYCLINGをタップすれば、通常通りの手順で予約・貸し出し・返却が可能だ。利便性の向上によって良質な顧客体験(カスタマーエクスペリエンス)を届けていく。


 料金は、電動アシスト自転車の場合、利用開始から30分で130円、延長は15分ごとに100円、12時間の利用で1800円に設定した(利用する車両やエリアによって料金が異なる可能性がある)。


 OpenStreetは7月にNTTドコモの子会社であるドコモ・バイクシェアと業務提携を発表。両社が保有するシェアサイクルのポート(自転車の貸し出し・返却場所)を共有することを計画している。ドコモ・バイクシェアは「自転車の再配置やバッテリー交換を協業することで、オペレーションの効率化と利用環境のさらなる向上を図り、シェアモビリティ事業の基盤強化を目指す」としている。


 約360万人が利用し、全国に約8800カ所のステーションを設置しているHELLO CYCLING。同社は、より便利なサービスを提供し、マルチモビリティのシェアリングサービスを通じて、移動の利便性向上や暮らしやすい街づくりを促進していく。


(小松恋、アイティメディア今野大一)



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