バレーボール女子で、リオ、東京と2大会連続でオリンピック(五輪)に出場したセッターの田代佳奈美(33)が、故郷の滋賀からリスタートを切る。
所属する東レアローズ滋賀は24日、10月に開幕する「SVリーグ」に向けた新体制発表会見を都内で開催。17−18年シーズン以来、7季ぶりにチームに復帰した田代は、「自分のバレーボール人生の中で今シーズンが今まで一番のシーズンになるよう、1試合1試合後悔しないように戦い抜く」と意気込みを示した。
18年に東レを退団すると、その後はルーマニアリーグやフランスリーグなどを渡り歩いた。33歳とベテランの域に達し、「身近で応援してくださる方々や家族の存在が戻ってきた理由」と東レ復帰を決めた。日本リーグはデンソーでプレーした21年以来3年ぶり。「海外で培ったコミュニケーション力と、ミドルを生かしたトスなど1人1人の能力を引き出していきたい」と力を込めた。
チームの目標は、SVリーグ初代女王。滋賀に、酸いも甘いも知る頼もしい司令塔が帰ってきた。
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