『虎に翼』寅子が恩師から受け継いだ“あのセリフ”に感動の声 「終わっちゃう」最終週を実感する人も

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2024年09月24日 16:30  Sirabee

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Sirabee

(©ニュースサイトしらべぇ)

24日放送のNHK連続テレビ小説『虎に翼』では、美佐江や美雪(ともに片岡凜)の問題がひとまず決着へ。美雪の言葉に耳を傾ける寅子(伊藤沙莉)のセリフに恩師・穂高(小林薫)を想起する視聴者が続出した。

■美雪と向き合う寅子

再び東京家裁に送致された美雪。件名は「窃盗教唆事件」「売春防止法違反事件」で、寅子は新潟時代の美佐江と同様の事件に向き合うことに。

美雪を面接すると素直に全ての罪を認めるが、「先生はどうしてだと思います? どうして人を殺しちゃいけないのか」と質問をする。

母親が同じ質問をしたことを知りどこか安堵したような表情を浮かべた美雪は寅子が長年考えて出した個人の答えを聞き、「そんな乱暴な答えで母は納得しますかね?」と冷笑。

これに寅子は「美雪さん、私は今あなたの質問に答えています。お母さんの話はしていません。私の話を聞いて“あなたは”どう思った?」と問い返し、ナイフを持った美雪に怯まず“どんなあなたでもいい”、“何度でも話そう”と心へ訴えかけた。

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■思わぬ言葉に…

その後、美雪は民間の施設でおよそ半年間試験観察となり、問題も起こさず審判を迎えるが「先生…私、まだあの施設にいてもいいですか」という。

驚いた音羽(円井わん)は「美雪さん?」と声を出すが、寅子は「続けて」と一言。「おばあちゃん、私といると、心が休まらないと思うんです。お母さんを思い出し続けるのもかわいそうです。だから、一緒にいないほうがいいのかなって」という美雪の言葉に耳を傾け、「理由はわかりました。それで、あなたの本心は? “あなたは”どうしたいの?」と尋ねる。

すると美雪は「おばあちゃんと、一緒にいたいです」と答え、寅子は美雪がきちんと人生を歩んでいけると判断し、不処分にした。

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■受け継がれたセリフ

とことん美雪と向き合った寅子だが、「美雪さんの言葉を遮らない寅ちゃんに、穂高先生を思い出した。受け継がれているね」「穂高先生の『続けて』は今も生きてる」「穂高先生見てますかー!! 教え子に受け継がれましたよー!!」と「続けて」というセリフに穂高の姿が浮かんだ視聴者は多いよう。

第1週で寅子と初対面した穂高は他人の言葉に耳を傾ける人間で、法律に対して疑問を抱いた寅子が発言した際「続けて」と一言。その言葉は穂高の教え子である桂場(松山ケンイチ)にも受け継がれ、これまで寅子を導いてきた。

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■「虎に翼が終わっちゃう」

また他にも、妊娠した際に「次の世代がきっと活躍を…」と諭した穂高へ「私は、いま私の話をしているんです!!」と怒りをぶつけた寅子を想起し、「穂高先生に、今私の話をしています!! と言っていた寅子が、あなたの話をしています、になってるの、いいなあ」との声も。

「なんかもう…この終盤に来ての寅ちゃんからの『続けて』にさぁ…感極まっちゃってほんと無理…」「トラちゃんから〇〇してもいいとか続けてと言う日が来たのだなあとジンとした」と感動する人や、「『続けて』と言われて話を聴いてもらったり、『私は今私の話をしている』と言っても聴いてもらえなかったりしていた寅子が今は『あなたの話をしている』と伝える側になっている。間違いなくこれは最終週なのだなぁ」「寅子はもう、与え、引き上げ、老いていく側なんだと、もうここまで来たんだと。虎に翼が終わっちゃうよ」などと迫りくる27日の最終回を感じてしんみりする人もいた。

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(文/Sirabee 編集部・今井のか)

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