日本を代表するスプリント血統 史上4組目の父系4代JRA・GI制覇にトウシンマカオが挑む

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2024年09月24日 18:30  netkeiba

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前走のセントウルSを制したトウシンマカオ(今年9月撮影、ユーザー提供:ひらまさん)
 史上4組目の偉業なるか。ビッグアーサー産駒のトウシンマカオ(牡5、美浦・高柳瑞樹厩舎)が、スプリンターズステークス(3歳上・GI・芝1200m)で父系4代JRA・GI制覇に挑む。

 トウシンマカオは父ビッグアーサー、母ユキノマーメイド、母の父スペシャルウィークの血統。母はJRAで4勝。半兄のベステンダンクは18年の米子Sと20年の都大路Sの覇者。同年のマイラーズCではインディチャンプの2着だった。

 ここまで19戦7勝。3歳夏からスプリント路線を歩み、重賞は一昨年と昨年の京阪杯、今年のオーシャンS、セントウルSと4勝を挙げている。GIは4回参戦して2回ある6着が最高着順だが、距離や道悪など敗因は明白。条件さえ揃えば好勝負になっていい。
 
 これまでに父系4代JRA・GI制覇を達成したのは「曾祖父グラスワンダー→祖父スクリーンヒーロー→父モーリス→仔ピクシーナイト、ジェラルディーナ、ジャックドール」の3組のみ。3代制覇は「祖父メジロアサマ→父メジロティターン→仔メジロマックイーン」「祖父キングカメハメハ→父ロードカナロア→仔アーモンドアイ、サートゥルナーリア」など数多くあるが、4代制覇となると難易度がグンと上がっている。

 トウシンマカオは曾祖父サクラユタカオー→祖父サクラバクシンオー→父ビッグアーサーが全てGI馬なので、勝利すれば史上4組目の父系4代JRA・GI制覇となる。日本を代表するスプリント血脈が、改めて脚光を浴びることを期待したい。

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