国際体操連盟(FIG)の渡辺守成会長(65)が24日、来年3月の国際オリンピック委員会(IOC)会長選挙へ向けた決意表明を都内で行い、「トップダウンではなくボトムアップの五輪を」と訴えた。
大学卒業後にイオン社員としてサラリーマン生活を送り「小売業と同じ。生活者の視点から何が求められるか」といまも現場第一主義を貫く。日本では東京五輪を巡る不正などで批判の声も起きるが「日本に限らず、いろいろな国で非難の声はある。根本的に変えていかないと」と語気を強める。
IOC委員として8年、160カ国を訪問し、現場の声を集めた。任期満了となるバッハ会長の後任候補者は7人。「自分が一番多くの国で、直接声を聞いている」と自負。どう生活向上につながるのか。机上の空論とならぬように「具現化し『やって良かった』と人々から愛される五輪に変えていきたい」。アジア人が会長になればIOCの131年の歴史で初となる。
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