子どもと一緒にお出かけする際、悩ましいのがトイレの利用。さまざまな問題やわずらわしさが発生しがちです。そんな中、SNSに投稿されたファミリートイレへのポストに共感の声がたくさん集まりました。
「男児トイレ問題は、男児ママ肩身狭いね!新しいSAは男女トイレ、多目的トイレ+ファミリートイレがあるとこ多いよね〜!多目的トイレは障害のある方優先だし、ファミリートイレが日本全国増えたらいいね」
「立ち寄ったSAにファミリートイレなるものがあってめちゃくちゃ助かったわ。息子(おむつ台)、娘(子どもトイレ)、俺(大人トイレ)の3種類あって良かったな」
「異性親のお子様連れも安心、ファミリートイレも複数(障害者用は別にある)スゲー!宝塚北SA」
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「高速のSAやPAにファミリートイレなるものがあって、多機能トイレより便利だった。便器が大人用、こども用、男の子用とあり、さらには手洗いの洗面台も大人用子ども用あり。おむつ替えの台もあって助かった」
「多目的トイレだけじゃなくてファミリートイレ増やしてー!!SAやPAで見かけるやつ!!!子連れにはめちゃくちゃありがたいんだよーー!!!!」
投稿からも高速道路のサービスエリア、パーキングエリアのトイレが進化していることを感じます。調べてみると、多目的トイレとは別に、子どもと一緒に快適に利用できる「ファミリートイレ」というものが増えているようです。設置への経緯をNEXCO西日本の担当者に聞きました。
子ども連れに嬉しい「ファミリートイレ」
ーーサービスエリアなどでトイレのバリエーションが増えているようですが、現在、トイレは女子、男子トイレ以外に、どのようなトイレがありますか?
「女子、男子トイレ以外に、男女共用で誰でもご利用できる『バリアフリートイレ』を全てのサービスエリア・パーキングエリアに設置しております。また、これらのトイレに加え、お子さまとご一緒にご利用いただける専用の『ファミリートイレ』を、お客様のご利用が多いエリアに設置しています。当社では平成19年『新名神甲南PA上下線』に設置したのが始まりです」
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ーー子どもと一緒に安心して使えるトイレはいいですね。ファミリートイレはどのような装備があるんでしょうか?
「子ども用洋式便器、洗面台を設置しています。また、近年設置した『ファミリートイレ』には、 子ども用洋式便器と洗面台をに加えて、大人用洋式便器、子ども用小便器、おむつ交換台を設置しております。詳しくは、当社WEBサイトよりご確認ください」
未就学児でも年齢の割に身長が大きい男児のお母さん(女児のお父さん)は、子どもと一緒にトイレに入る時に肩身が狭いという話や、複数の未就学児を連れた親がトイレに行く時が大変という話も聞くので、ファミリートイレの存在はありがたいはず!
男性トイレの中にもおむつ交換台を設置
ーーファミリートイレは、すべてのサービスエリアやパーキングエリアに配備されているわけではないんですよね? 配備されているスポットを知る方法はありますか?
「当社WEBサイトに設置エリアの一覧表を掲載しておりますので、そちらでご確認いただくこともできます。また、お子さま連れの方が安心してご利用いただけるよう、『ファミリートイレ』だけではなく、女性トイレ、男性トイレやバリアフリートイレの中に、お子さま用の補助便座やおむつ交換台などを設置している場所もあるので、ぜひご活用ください」
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ーー男子トイレの中に、おむつ交換台があるのもいいですね! ほかにも便利なものが配備されていたりするんでしょうか?
「全てのお客さまに安心・快適なトイレをご利用いただくことはとても重要なこと。他の公共施設での対応などを参考にしつつ、トイレも社会のニーズに合わせて変化しています。例えば、男女ともに着替え台を備えているトイレや、女子トイレにはパウダーコーナーがある場所もございます」
想像以上に社会事情を反映し、外国人からも驚かれるほど進化している高速道路のトイレ。「ただ、トイレでの忘れ物が大変多くなっています。トイレから出る際には今一度お手回り品のご確認をお願いします」と担当者からのお願いも。それだけ、トイレがくつろげる空間になっているということの証かもしれませんね。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・東寺 月子)