“芦毛の快速馬”がスプリンターズSで春秋スプリントGI同年制覇狙う 過去の5頭との共通点は?

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2024年09月25日 11:45  netkeiba

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高松宮記念を制したマッドクール(今年3月撮影、ユーザー提供:るぅさん)
 史上6頭目の偉業なるか。今年の高松宮記念を制したマッドクール(牡5、栗東・池添学厩舎)が、スプリンターズステークス(3歳上・GI・芝1200m)で春秋スプリントGI同年制覇を狙う。

 マッドクールは父Dark Angel、母Mad About You、母の父Indian Ridgeの血統。ここまで13戦6勝。休み休みの出走となったので出世は遅れたが、昨春の春雷Sで初のオープン勝ち。スプリンターズSでママコチャからハナ差の2着に健闘すると、今春の高松宮記念でGI初制覇を果たした。その後、香港G1のチェアマンズスプリントプライズでは最下位の11着に大敗したが、今回は巻き返しがあるはずだ。

 高松宮記念とスプリンターズSの春秋スプリントGIを同年に勝てば、96年のフラワーパーク、01年のトロットスター、09年のローレルゲレイロ、13年のロードカナロア、18年のファインニードルに続き、6頭目の偉業となる。これまで24頭が挑戦して、達成は5頭のみ。そう考えると簡単ではないが、マッドクールにはデータの追い風がある。実は5頭のうち、牝馬のフラワーパークを除いた4頭はマッドクールと同じく5歳牡馬だったのだ。並み居るライバルを抑え、芦毛の快足馬が新たな勲章を手にすることを期待したい。

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