【ブレイキン】パリ五輪男子代表の大能寛飛「HIRO10」名義でプロダンス「Dリーグ」入り

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2024年09月25日 15:45  日刊スポーツ

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DリーグValuence INFINITIESのレギュラーダンサーとなったHIRO10

パリオリンピック(五輪)ブレイキン男子代表の大能寛飛(19)が、ダンサー名HIRO10(ひろてん)としてプロダンス「Dリーグ」入りする。25日、新たに所属するプロダンスチーム「Valuence INFINITIES(バリュエンス・インフィニティーズ)」が発表した。10月13日の24−25シーズン開幕戦(ROUND.1)からレギュラーダンサーとして出場する。


石川県出身で9歳でダンスを始めたHIRO10は、2019年の「Bomb jam powermove」で国際大会初優勝。23年にはブレイクダンス世界最高峰の大会「FreeStyle Session World Final」で優勝し、注目度を上げた。今年5月のパリ五輪予選シリーズで全体3位に入り、パリ五輪に出場。予選通過はならなかったが、大技を次々繰り出して、大きな歓声を浴びた。


Dリーグには今年3月の23−24シーズンROUND.10にINFINITIESのスペシャルダンサーとして限定出場。難易度が高いパワームーブを繰り出し、チームのスイープ勝利に貢献した。当時は五輪予選を目前にしており、周囲から出場を疑問視する声もあったが、2週間のリハーサル期間でチームに溶け込み、五輪出場に向けて弾みをつけるパフォーマンスとなった。


HIRO10はチームを通して、「このたび、バリュエンスとのスポンサー契約、またValuence INFINITESのメンバーとしてDリーグに参加できることが決まり、とてもうれしく思っています。これから自分の人生の価値を見つけていく旅にバリュエンスと歩める事がすごく心強いです。自分にとってブレイキンは『大切なこと』であり、それに集中する事によって、新たな『大切なこと』を見つけていきたいと思います。また自分の踊りを通して、たくさんの人達に『大切なこと』を見つけて欲しいです! これからも日々努力を続けより一層輝いていくので、応援よろしくお願いします」とコメントを発表した。


Dリーグにはパリ五輪日本選手団の旗手を務め、ブレイキン男子で4位に入賞した半井重幸(Shigekix、22)が新シーズンからKOS〓(アキュートアクセント付きE)8ROCKSのレギュラーダンサーとして登場する。5シーズン目を迎えて、日本代表対決も注目されそうだ。


◆D.LEAGUE(ディー・リーグ)2020年2月設立のプロダンスリーグ。各オーナー企業が十数人所属のチームを運営。今年10月13日開幕の24−25シーズンは14チーム総当たりで行われる。各ラウンド8人1組の編成で、2分15秒の作品を披露、ジャッジの判定で勝敗を決める。シーズンランク上位が来年6月12日のチャンピオンシップに進出する。優勝賞金3000万円。全戦生配信され、視聴者も判定に参加できる。

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