「コトナ(KOTONA)」を手掛けるデザイナーの山下琴菜が、2025年春夏シーズンから新たなメンズのパンツに特化したブランド「スポメニック(Spomenik)」を立ち上げた。デリバリーは2025年2月から3月頃を予定している。
コンセプトは「人生の一部になる服」。山下が東ヨーロッパを旅した際に訪れた旧ユーゴスラビアの巨大建造物でモニュメント・記念碑を意味する「スポメニック」の、自然の中に静かに佇む圧倒的な存在感の背景に込められた様々な想いを解釈し、和解のシンボルの歴史的な象徴として受け継がれるモニュメントのように、着用者の人生の一部となり、歴史を紐解いて未来へ横断させるツールになるようなアイテム作りを目指す。
テキスタイル工場に眠る希少なアーカイヴやデッドストック生地を活用し、スポメニックの独特な建築構造デザインに着想した幾何学的なパッチワークでデザインを展開。生地の組み合わせや柄のアプローチによって新たな解釈を加えて、ソフィスティケートされながらも素材そのものの“上質な野暮ったさ”をミックスすることで、時代が変わっても新しさを感じるものづくりを追求している。
ファーストコレクションには、ストレートパンツ2型(8万3600〜13万2000円)、ワイドタックパンツ3型(7万400〜9万6800円)の計5型をラインナップ。今後は徐々に型数も増やしつつ、既存型に使用する生地を変化させた展開も予定している。
◾️Spomenik:インスタグラム