22年ぶりのスプリンターズS制覇へ 武豊騎手は「5億円レースの覇者」と参戦

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2024年09月25日 19:00  netkeiba

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キーンランドCは3着だったオオバンブルマイと武豊騎手(今年8月撮影、ユーザー提供:TKさん)
 武豊騎手がオオバンブルマイ(牡4、栗東・吉村圭司厩舎)で、スプリンターズステークス(3歳上・GI・芝1200m)の22年ぶり3勝目を狙う。

 武豊騎手はこれまでスプリンターズSに19回参戦している。初騎乗の90年に父の武邦彦調教師が管理するバンブーメモリーで勝利。馬群を突いての鮮やかな差し切りは、多くのオールドファンの脳裏に焼き付いているはずだ。その後、98年から00年にかけては森秀行厩舎の名馬2頭、シーキングザパールとアグネスワールドで3年連続2着と惜敗。しかし、その悔しさを晴らすように、新潟開催となった02年にビリーヴで2勝目を手にした。03年以降は13回参戦で3回の3着が最高着順だが、そろそろ3勝目が欲しいところだ。

 今年はオオバンブルマイで参戦する。昨秋には1着賞金が525万豪ドル(約5億円)のゴールデンイーグルを制覇。その後は豪G1のドンカスターマイルが13着、香港G1のチャンピオンズマイルが10着と大敗が続いたが、前走のキーンランドCで3着に好走。久々となる武豊騎手とのコンビ、さらには初の1200mも奏功したのか、素晴らしい末脚を繰り出して復調を示した。このレースを含め、武豊騎手とは重賞のみの3戦で1勝、3着2回の複勝率100%だから、相性は文句なし。今回は大幅に相手が強化されるが、十分に好勝負になっていい。

 55歳のレジェンドが22年ぶりのスプリンターズS制覇、そして07年の高松宮記念のスズカフェニックス以来となるスプリントGI制覇となるか。34年前のバンブーメモリーを想起させるような直線一気を期待したい。

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