スマホのゲーム体験が激変する「BACKBONE One」がiPhone 16でも快適に使えました

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2024年09月26日 06:11  ITmedia Mobile

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「Backbone One」とiPhone 16 Pro

 近年のAppleはゲーミングに力を入れていて、A17 Proチップ以降を搭載したiPhoneではカプコンの「バイオハザード」シリーズや、KOJIMA PRODUCTIONSの「DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT」など、かつて家庭用ゲーム機向けとして登場したAAAタイトルが高いクオリティーを保ったまま手軽に遊べるようになっています。


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 他にも人気の「原神」や「Call of Duty:Mobile」「レーシングマスター」など、ゲーム専用機並のクオリティーを持ったスマホ向けゲームが続々と登場しており、もっと言えば「Steam Link」や「PS Remote Play」のようなストリーミングによるリモートプレイアプリで、PCゲームやPS5のゲームですらスマホで遊べる環境が整いつつあります。


 ゲーム好きにとっては、場所を問わずスマホでゲームに熱中できる幸せな環境が整ってきているわけですが、どうしてもタッチ操作が主体となるスマホでは、コントローラー操作を前提としたゲームの操作性が失われがちです。


 そんなスマホのゲーム環境に困っている人にうってつけなのが、“スマホをゲーム機に変える”と言っても過言ではないスマホ用コントローラー「Backbone One」です。


●スマホでゲームを“ガチ”るなら手に入れたい必須アイテム


 Backbone OneはiPhoneや縦幅が90.7mm〜179.5mmまでのAndroidスマートフォンで使えるゲームコントローラーです。本体の伸縮式ホルダー部分を左右にぐっと引っ張って、右側にあるUSB Type-Cポートのオス端子に沿って中央にスマホを挟み込めば装着完了です。これでゲームコントローラーに対応するゲームアプリで使えます。


 最近手に入れたiPhone 16 Proでも使ってみましたが、問題なく装着して遊べることが確認できました。Bluetoothなどではなく有線接続となるため、ペアリングや充電の手間はなく、ボタンの入力遅延なども感じられず使い勝手はすこぶる良好です。


 本体の底部には左側に3.5mmイヤフォンジャック、右側に充電用のUSB Type-Cポートがあります。有線イヤフォンの接続や、スマホ本体の充電が可能です。


●質感が高い、モノとしていい


 Backbone Oneの良さは実際に使ってみると分かります。十字キーや押し込み操作が可能なアナログスティック、ABXY(△○×□)ボタン、アナログ入力も可能なトリガーボタン──いずれも質感が高く、押し心地は素晴らしいの一言。全体的に剛性感もあり、本体がきしむこともありません。スマホで使うコントローラーとして文句なしです。


 Backbone Oneはいろいろなモデルがあって分かりづらいのですが、2024年9月現在の最新モデルは「第2世代(2nd Gen)」です。さらに「USB-C」と「Lightning」の2モデルがあるので、自分のスマホにあわせて選択しましょう。


 今後も末永く使い続けるための将来性を考えるなら、LightningではなくUSB Type-Cのモデルがいいかもしれませんね。


 さらにブラックカラーの通常モデルと、ホワイトカラーの「PlayStationエディション」が用意されています。後者はPlayStation オフィシャルライセンス商品として、ボタンの表記が△○×□、トリガーがR1/L1/R2/L2となっていたり、背面にPSロゴが印刷されていたりしますが、機能は一緒で制限などもありません。デザインの好みで選んでいいと思います。


 国内ではソースネクストが販売代理店となっており、ECサイトの他に家電量販店でも購入できます。よく見たらAppleの公式ストアでもアクセサリーとして扱われていますね。


 この製品の唯一のネックは、価格が1万9800円と非常に高価であることです。一度でもモノに触れば品質の高さゆえだと納得はできるのですが、外付けコントローラーとしてはなかなか勇気がいる価格であることは間違いありません。


 高性能なiPhoneやスマホを手に入れて、ゲーム機としてもバリバリ活用したいと考えているなら、ちょっと値は張りますがおすすめです。スマホのゲーム体験が変わりますよ。



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